サウジ皇太子「カショギを黙らせろ」、ＣＩＡが録音保有＝報道
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ムハンマド皇太子と兄の通話記録をCIAが傍受したとは、具体的に何番目の兄なのだろうか。
またCIAの傍受技術や諜報活動の範囲に驚くのとともに、日本の誰かにも行っているのだろうかと想像を掻き立てられる。
しかしながら記者殺害の断定的な証拠は完全にオープンにされていないので、まだまだ皇太子が関与したという結論ができない。アメリカの外交カードの使い方が巧妙というか、私としては早く事実が知りたいのでもどかしく感じる。
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この件で、米国やトルコなどの政府が断固とした結論を出さないのは、政治的配慮がまずありますが、証拠（の入手方法）が表沙汰にできるものではない、ということも大きいですね。つまり、盗聴していたとしか思えないものがいくつもあります。明確な証拠があり、公開されていれば、いかに政治的配慮があっても、もっと迅速に措置がとられたでしょう。
トルコ政府が確保していた在イスタンブルのサウディアラビア領事館内の録音というのも、当初は「アップル・ウォッチから送信された」といっていましたが、殺害中の録音（7分）だけではなく事前の打ち合わせの録音（15分）まであるというのであれば、アップル・ウォッチというのは無理があります。盗聴か、サウディアラビア内部の協力者がいなければ無理なことで、トルコ政府としても公開できないのでしょう。
CIAもムハンマド王太子とその弟のハーリド駐米国大使、ハーリド氏とカショギー氏の会話の録音をもっている（と、トルコ政府がリーク）といわれますが、これも表沙汰にできる入手方法ではないのでしょう。ええー本当に「あいつを黙らせろ」って電話で言ってたんだ。分かりやすい人だな。。。先日のNewsPicksのインタビュー記事では、まあ多分そういうことじゃないかと推測交えて、ものの例えとして「あいつを黙らせろ」と言ったんじゃないか、と話したんだが。。
英紙テレグラフには
「CIAの盗聴から、カショギ氏を直ぐに"黙らせる"ようにと、皇太子が指示した事が分かった」と記述しています。
(原文)“It is said that the crown prince gave an instruction to silence Jamal Khashoggi as soon as possible and this instruction was captured during the CIA wiretapping,”
気になるgave an inrtruction to silenceの部分ですが
黙らせる"方法"を指示した、とも、黙らせるように指示した、とも解釈できます。
instructionと言っても、翻訳の仕方は汲み取り方によって様々になります。具体的方法まで指示したのか。とりあえず黙らせるという指示だけを意味してるのか…。
事実が明白でないから日本紙も曖昧に「黙らせろ、と言った」に留めているのでしょう。
この盗聴直後に殺害が起きているという時系列からも、皇太子からの指示が、カショギ氏殺害が起こった大きな要因の一つである事には間違いない、と言えるでしょう。
テレグラフ記事引用元
https://www.telegraph.co.uk/news/2018/11/22/cia-has-recording-bin-salman-giving-instructions-silence-jamal/
