【衝撃】企業の借入金利が、リーマン後「1%低下」している現実
NewsPicks編集部
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金融政策は日本経済全体に働きかける政策なので、いろいろな副作用をもたらすのと同時に、当然のようにプラス影響も生み出します。両者を相殺してプラスになっていれば、副作用には目をつむりましょうということになります。
地銀の存在は、地方の中小企業にとって非常に大きい。
地銀同士の競争環境が薄れる
↓
銀行と企業の関わり方もマンネリ化
↓
ゾンビ企業増加
という流れは避けたいところ。
地方(記事にて紹介されている東北)の銀行業界に新しいプレイヤーが増えにくい状況にある→金利が他地域と比較すると高いという構造は興味深い。
フィンテック領域がどのように地銀の競争環境に影響を与えるのかには注目をしておきたいところ。長期金利(10年国債利回り)が1.5%近く下がっているので、平均金利も下がる。一方で、銀行通帳を見ればわかるように、預金金利は元々ほとんどなかった。
銀行など融資を生業とする金融機関は、預金などの資金調達と貸し出しの利ザヤが利益の源泉。調達金利(預金などの金利)を下げられない中で、貸出金利は下がっているので、銀行としての稼ぎが減るという極めてシンプルな構造。
借入側は、直近の法人企業統計(平成29年度分)を見ると経常利益率で5.4%。売上1544兆円に対して、借入金は477兆円(平成25年は455兆円)。支払利息は6.2兆円(平成25年は9.4兆円)
5年前くらいのレベルに戻れば、経常利益率で0.2%ほどの悪化要因。
https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/index.htm