あのハプスブルク家が今も?騎士団“復活” のなぜ
NHKニュース
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オーストリアという国はヴァルトハイム事件含め、ナチスによる被害者ではなく共に加害者だったという暗い過去を持つ国でもある。ドイツ語圏ではあるもののドイツとは全く異なる戦後史を歩んだ国であるだけにこうした懐古主義が出てくることに対してもあまり違和感は感じない。
注目のコメント
スイスの片隅から出て600年間、カトリックヨーロッパ世界を支配したハプスブルグ家。選挙だったのに実力で長く神聖ローマ帝国皇帝を輩出しつづけた同家は世界史、特に欧州史が好きな人には抑えがたい興味と興奮の探求対象なのですが、現在もご当主がご健在。
オーストリアハンガリー帝国を統治したのがこの一家であり、その統治があまりの他民族国家ぶりと民族自決の世界的な潮流を主因としてその限界を迎え、劇的な倒壊を迎えたのが第一次世界大戦の遠因と発端でもあったわけですが、そのご当主、カール・ハプスブルク氏は現在でもご健在なだけではなく、記事にある騎士団の主催者でもあるとはなんとも驚きです。
この「金羊毛騎士団」は600年の歴史があり今でも営々と欧州の王族を中心にメンバー運営されており、さらには思想団体としての性質も帯びている(つつある)というから、欧州は奥深い。