日産幹部と検察との司法取引に“重大な疑念” ~有報関与の取締役はゴーン氏解任決議に加われるか
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注目のコメント
弁護士の先生が書かれた記事であり、内容については、その通りですね、先生!と理路整然とされています。
今週開催されるとする取締役会において、ゴーンの会長の職を解くという決議に参加できる取締役は誰なのか?ということについては、私は当然顧問弁護士に確認を取り監査役にも事前に説明をしているものと理解しています。これは自分が社外監査役だった経験からの推測です。
それがどのような内容かは適時開示があるはずなので、事後に私達は知ることになります。
この最大の問題点は、まだゴーン氏が起訴をされていないことだと思います。また、その罪状もはっきりしていません。
仮に、有価証券報告書虚偽記載だった場合、今回日産は、数ヶ月前から社内調査を行って事実を固めたと言っていますが、それにはゴーン氏は蚊帳の外だったと思われます。
果たして、本人に何も確認もしないで、その調査が客観的だったと言えるのか?そして、それは解任を決議できるほど正確なのか?という点を誰が担保するのか?だと思います。
「捜査協力」というのは、検察官が知り得ない情報の提供や、新たな事実の供述などであり…
つまり、この捜査協力の内容が全て正しいのかは、現段階では、ゴーン氏が起訴をされていない以上、誰も担保できないような気がします。
アガサ・クリスティの、そして誰もいなくなった ではありませんが、今は検察に協力をした会社側の誰かが実は意図的に調査をある事実に誘導していないとは誰も言えないということです。
そうなると、今回の決議に参加出来るかどうかは、誰も判断出来ないのではないでしょうか?
仮にゴーン氏が罪を全面的に認めて会社の内部調査の通りですと言っているのであれば、その供述内容から決議に参加出来る取締役ははっきりできるかもしれません。
それでも、裁判が終わるまでは、何が事実になるかは分かりません。
今回の日産の社内調査の最大の問題点は、調査対象者を全く蚊帳の外で行ったことでしょう。それも第三者調査委員会を立ち上げずにです。
ですから、会社と検察による出来レースではないかと、疑う人は疑いますよね。
ルノー本社が日産に調査報告書を要求しているのはこういう背景があると思います。
追伸
すいません、補足はこちらです。
https://newspicks.com/news/3479267/特捜案件の解説は、いつも郷原さんのものが一番信用できます。元身内を公然と批判する数少ない方なので。基本的にヤメ検は信用出来ないと思っています。
世間知らずの特捜がストーリーありきで、逮捕しちゃって、引っ込みがつかなくなり、勾留期間を延長して、嫌疑がコロコロ変わり、「捜査関係者によると…」と言うリークをマスコミに繰り返し、国民感情に訴え、既成事実化し、軽微な犯罪とも言えないようなことをあたかも大きな犯罪のようにでっち上げ、裁判所が忖度し、有罪に持ち込むいつもの形になるのでしょうか?今回はこれに司法取引が絡んでいますので、もう少し複雑かもしれませんね。
政治や市場を大混乱に陥れ、自己満足している彼らは、本当に要らないと思っていますが、今回はどうでしょうか?元地検特捜部の郷原弁護士の記事。下記も同じく郷原弁護士のモノで分かりやすい。
https://newspicks.com/news/3476539
SARについては、下記でコメントしたが、報酬権利の発生タイミングと支払いタイミングが異なる。
細かい条項についてまでは見ていない(開示がされているかも分からに)が、そこの時差がある中で支払いが行われたタイミングで記載を必要するのかが論点になると思う(少なくとも開示上はここ5年はSARを新規には付与されておらず、そこ自体の虚偽ではないという理解)。
https://newspicks.com/news/3476932
あとは書かれている通りで、組織的な虚偽が司法取引で不問に問われるのであれば、本来的な趣旨とは異なって濫用だと思う。
また、住宅についても罪状要件が分かりやすく、記事を読む限りは特別背任の立件も簡単ではないと感じる。