この連載について
CCCは不思議な企業だ。TSUTAYAや蔦屋書店、Tカードなど消費者との接点は多いものの、一体どんな会社なのか、その正体が見えない。自ら「企画会社」を名乗るCCCは、何を目指しているのか。ビジネスを取り巻く環境とは。徹底取材でレポートする。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(Culture Convenience Club Company, Limited)は、 Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング事業、「TSUTAYA」(書店・レンタル店)の企画とFC展開事業及びインターネット事業、出版・映像・音楽製作・企画等エンタメ分野におけるSPA事業を行う日本の事業持株会社である。 ウィキペディア
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カメラのキタムラは、株式会社キタムラが運営する写真用品店チェーンである。ブランドメッセージは「Happy with photos.」。 ウィキペディア
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この連載の記事一覧

【保存版】TSUTAYAを生んだ企画の王様。「増田宗昭」の仕事術
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アマゾン時代に生き残れるか。秘密企業「CCC」の全て
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出版社の買収であれば、書店を運営しているCCCとのシナジーは想像できます。しかし、中古カメラに強いキタムラと一緒になってどんなメリットがあるのか。どれだけ考えてもわかりませんでした。
今回はその真相を探るべく、キタムラの北村会長にインタビューをしました。取材で驚いたのは会長に「戦略がなかった」こと。真相解明の目的は果たせませんでしたが、多くの小売企業にとって、CCCがどんな会社なのかが浮かび上がってきました。
ちなみに、CCCに買収の目的を聞いたところ、「キタムラの高いネット販売力をいかして、リアルと融合させていく」とのこと。ビジネスセンスのない私には、いまいちその未来図がうまく描けませんでした。
ただ、下記でコメントしたように、厳しい業界の買収を結構繰り返している。それが簿価割れでの買収だったら買収に伴う負ののれんによる利益効果があり、それの特損が出ているような動きが、下記記事での数値を見る限りは疑われる(RIZAPで起こったこと)。
https://newspicks.com/news/3478227
別の意味で有益だったのはTSUTAYAのFCee事業の数字。売上が50億で利益は1%。それでも良い方とのことで、想定通りかなり厳しい状況ですね
フランチャイズモデルというのは厳密にいえば消費者から売上をもらうわけではないですよね。それは加盟店の仕事です。それでもデータを通じて手に取るようにわかる。さらにはポイントカードを通してレンタルビデオ以外の業態の動きも手に取るようにわかるようになったのかなと想像します。Tポイントの加盟店であったカメラのキタムラであればシナジーの想像もしやすかったことでしょう。
CCCにとっては、既にフォトクリエイトをTOBしており、その中で「写真を通じた生活提案」という言葉が出て来てます。これがキーワードなんだろうな。
http://ke.kabupro.jp/tsp/20160810/140120160810473363.pdf
『私の中で、ロジカルにCCCとキタムラのシナジーを描けたわけではありません。それでも、私はもう考える力が尽きていますから、ここはもういっそ増田さんにお願いをしてみようと。』
買収の目的は、キタムラの仕入れ力を利用して、最近はやりのカメラシェアリング。というにはどうでしょうか。
TSUTAYAはレンタルのTSUTAYAとして、シェアリングに思い切り舵を切ればFC再生が見えてくるかも。
会社は経営者の想像力を形にする手段。僕らももっともっと、想像力を働かせよう。
この感覚がすごく大事だと持っていて、ギリギリで助けを求めたら仕方がなくて、その前の段階で手を打たねばです。