キャリア10年、tofubeatsはいかにして「唯一無二」となったのか
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注目のコメント
ニュータウンの社会史は多摩ニュータウンの歴史などが
主にモデルケースとして書かれているとの事ですが、
今回のインタビューで、落合白山神社の移転再建のお話が興味深く
移転先が、サンリオピューロランドに隣接することから
キティちゃんお守りが売られているとのお話。
この節操なさは、とてもポップで大衆的な逸話。
そういえば多摩と言えば故高畑勲監督の"平成狸合戦ぽんぽこ"
此れも多摩ニュータウンの開発と其処に代々住んでいた狸達の
反乱というか、化かしあいが、ユニークな高畑流の風刺で、社会問題を織り込んでファンタジックに描かれているので、僕なんかは、ニュータウン論になるとどうしてもこの映画を、思い出す。
因みに映画に出てくる徳島の金長大明神も、今まさに市の再開発事業で消滅の危機に有るという事なので、本堂を、是非ジブリのキャラクターで埋め尽くして消滅危機を乗り越えて欲しい。
https://www.sankei.com/west/news/180801/wst1808010071-n1.html
肝心のtofu beatさんは、YouTube拝見しましたが、
SHOPPING MALLという曲の韻のふみかたと、歌い回しが
妙に井上陽水さんに似ていて面白いと思いました。アメリカの画家エドワードホッパーは都市郊外に住む人々の孤独を描く画風が支持され、日本でも南佳孝さんの都会的なアルバムのジャケットに使われていますし、米国ではスティーリーダンのドナルドフェイゲンがまさにその世界観の継承者です。
そのドナルドフェイゲンのインタビューに着想を得て、90年代カフェブームの牽引者である橋下徹さんはサバービア(郊外)スイートというレコードリストを作りました。
また日本中どこにでもある郊外の空気感を写真集にしたホンマタカシさんの「TOKYO SUBRBIA」は世界的にも話題になりました。
TOFUBEATSさんはこのホンマタカシさんがポップに真空パックした郊外の世界の中に、そのいい加減さも含め、暮らす人のリアリティを感じさせる作風だなと思っていました。今回自らもニュータウンに言及されており、なるほどと感じた次第です。「ニュータウンの社会史」読んでみようと思います。こないだふと、「tofubeatsの『水星』ってもう結構前の曲なんだよな~」なんてことを思っていたのですが、ご本人もそう感じているんですね。ご本人だからこそ、なおさらそう感じるのか。
前作は投げやりな感じだったとのことですが、『WHAT YOY GOT』の投げやり具合や冷めた感じはなんとなく去年の気分で、やたらと聴いてました。