米ウィーワークに3千億円超 ソフトバンク、追加出資へ
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注目のコメント
これでUberに次ぐ米国2位、世界4位の未上場時価総額へ。
簡単に420億ドルというが4.8兆円、日本で例えればメガバンククラス。
過剰流動性によるスタートアップ株インフレという議論は兎も角として、同社の価値源泉とは何か。
「不動産の小分けシェアリングだ」とか、「情報と人が集まる場所を孫さんはいつも買うんだ」とかもっともらいし解説が巷には流布してますが、私は同意しかねます。
前からリージャスもサーブコープもあるし、設備やサービスは使ってみてそれらとそこまで変わらない。そもそも情報を買うといっても、当社は実際利用者ですが入居してて社名以外の情報を求められた事すら無い。シンガポールにはWeWorkもどきがもはや数十はある。
では答えは何か?
ブランドです。
Apple、テスラと同じ。コスパや信頼性なら韓国サムスン、中国BYDのほうが上、しかし企業価値はそれらの数倍。
「オフィスのAppleを買う」、それなら数兆円払う、それが一番得心する答え。
ブランドパーセプションをどう創るか、これが技術がコモディティ化した現代における企業経営の要諦だろうと思います。もちろんブランドには品質の裏付けがあってこそですがそれも含めてブランド。イスラエル人が、イスラエルの共同体“キブツ”からインスパイアされてNYで立ち上げだ、WeWork🦄✨
日本では、
・高級シェアオフィス
・WeWork内でのベンチャー同士で仕事になる
とマツコ会議にも取り上げられていますが、イスラエルではちょっと動きが違うかも...
・そんなにベラボーに高くないし、
・ベンチャー同士そんなに仕事シェアできてないけど、
・大手企業とのアライアンスもそこそこと...
元々イスラエルでは世界中の大手企業のR&Dがイスラエルにあるので、アライアンスしやすい環境にあるのかもしれません。
日本ではソフトバンクさんはじめ大手企業がせっかく入っているものの、あんまり動きはないと聞きます(´・ω・`)もったいないねー
ちなみに、WeWork自体、
・子供向けの起業家教育(マンハッタンにある?)
・WeWork内の小売に挑戦
とオフィス業から離れそうとしてます。そちらにあてがわれるのですかね...?一年前の記事に記念ピック。
WeWorkの問題は、当社の個別の採算性よりも、(日本人と日本の資本市場にとっては)SBGのフィナンシャル及びその成長ストーリーに与える影響の方がより重要な問題だと思っています。時価総額10兆円クラス企業がぐらつくと、皆んな困ります。
何が起きているかというと、SBGの業績というのは自分で自分自身のアセットの価値を評価しうるスキームになっていて、すなわちPL利益は自由自在に作れるということ。
こんなことができるのは、SBGはWeWorkに対して段階的に出資を行なっており、前のラウンドの出資金額は後のラウンドの株価で洗い替え(mark-to-market)され、評価益が認識される。そして実は後のラウンドの投資家もSBGなので、実質いくらでも評価益は計上可能という仕組み。
上記の仕組みは最終的にIPOなりトレードセールなりで出資持分を売却してマネタイズできれば問題ありません。それができなくなるとバーストします。自転車操業的でババ抜き的に見えます。
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コメント欄を見ると、一年前にこの仕組みを看破していたのは、ピッカーのKenji A氏やDavid H氏でした。金融プロピッカーよりフォローしておいた方が良い匿名ピッカーのお二人です。