今さら聞けない土木工事とは?仕事の範囲と使える資格をチェック
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土木は紀元前2世紀の『淮南子(えなんじ)』という書物に登場する「築土構木」という言葉に由来します。
曰く、「土を築き木を構へて、以て室屋と為し、棟を上にし宇を下にして、以て風雨を蔽ひ、以て寒暑を避けしめ、而して百姓之に安んず」とあり、当初のコンセプトには当然土木も建築もなく、人々のために自然材料を工作することを指します。
余談ですがArchitectureと建築、Civil Engineeringと土木もニュアンスが異なります。
上の築土構木ひとつとっても、土と木。一方西洋は石の文化。
風土が異なるため建設材料が異なりますし、そのため文化も異なります。
国内の歴史をみても、例えば江戸時代でも土木と建築の担当者は異なります。
土木は「普請奉行」と呼ばれ城の石垣を組んだり治水事業を統括し、建築は「作事奉行」と呼ばれ城郭や寺社の修繕をしたり。
コンクリ―トの世界でも、コンクリートのレシピを土木では「配合」といいますが建築では「調合」といいますし、設計式も異なります。
取り扱うものは似通っていますが、文化的には日本の土木と建築は全く異なります。土木と建築の大きな違いはレベル基準。
建築が設計GLと表して前面道路や周囲の敷地を基準に設計されるのに対して、土木はT.P.表記で海抜を基準として設計される。要するに土木の図面は全国津々浦々、どこへいっても同じ高さ基準で設計されなければなりません。