入管法、今国会成立の意向表明 安倍首相「説明尽くす」
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移民大国ドイツの移民を扱った映画の中にこんなセリフがあるそうだ。
「労働力を呼んだら、来たのは人間だった」まさに、そのとおりであり、外国人労働力と言っても来るのは生身の人間であり、それぞれ人生もあれば、家族もいることを忘れてはいけない。
子ども教育、家族の社会保障を含めて、ちゃんとした制度を作らないと将来に禍根を残すこととなる。
移民かどうかという言葉遊びに意味はない。既に、我が国は、留学生、日系人、技能実習生など130万人を超える外国人が働いており、彼ら抜きではまわらない現実がある。
正面からそのことと向き合い、ちゃんとした制度を作るべき、現在出されている法案は、中身が何も決まっていない「ドンガラ法案」で、受け入れる外国人労働者の上限さえないほうおわを短い臨時国会で通して、来春から実施するというのはさすがに無理があるのでは。「日本は移民を受け入れるしかない」と言う意見の根拠で、マトモなものを見たことがありません。
資本主義とは生産性向上のための資本投資を行う事で、経済規模が拡大していくモデルです。
従って、企業の負債は膨らむ方向なのが好ましい仕様です。
それを安い労働力とやらで解消するのは資本主義ではなく、前時代的な労働集約主義の考え方です。
即ち「人手不足は外国人労働者で」と言うのは資本主義の否定です。
そもそも、現在は企業が殆ど投資をしていません。
その証拠が内部留保の拡大です。
内部留保がなくそれどころか負債が多い状況で外国人労働者の議論をはじめるならまだしも、内部留保が拡大している状況で議論するのは「投資をせずに、安い労働力で経済を回そう」と言う考え方です。
繰り返しますが、これは資本主義の否定です。
例えば、海外で【自動車】産業が勃興している時代に「外国人労働者がいないと【人力車】の引き手がいなくて日本のモビリティが回らない!安い労働力に人力車を引かせよう!」のような主張と同義です。
そんなことをしていたら、日本に自動車産業など勃興しません。
そして、まさに現在。自動車ではなく、自動化ロボット技術やAI、ドローンなどのテクノロジーに遅れを取りつつある背景こそが、このような議論なのです。
「安い労働力」などの目的で外国人労働者を迎え入れれば、技術勃興しませんし、そもそも「異なる文化や宗教を持つ"人間"」ではなく「安い労働"力"」といった人権無視の考え方自体も大問題だと思いますね。
※移民、治安、ドイツなどでYouTube検索せよ。このような社会を後代に残すのか。
「彼らがいないと」といった主張をされる方々の深層心理には、どこか「安い労働"力"("人間"ではなく"力")」といった意識があると思いますね。
いずれにしても、企業の内部留保が拡大している以上、この議論はマトモだとは言えないと思います。「説明尽くせば良い」といった問題ではなく、準備不足の問題です。
政府のいまの進め方は、入口(入国)整備だけに注力し、とりあえず来年4月に間に合わせようとしているのは明らかです。
受け入れ後の態勢が整わなければ、開始後に必ず問題が起きると思います。