天才が気持ちよく働く職場に グノシーCEOの経営術
コメント
注目のコメント
これは共感。
"社員に経営課題を解決してもらっているから、経営陣はそれに対する報酬を払う。仕事をやらせるのでなく、やりたくなる仕事を提供する、あるいはやりたくなる環境をつくる。それが労使のフェアな関係ではないかと考える。"超良記事。CEOがビジョンを示して共感を得るだけではメンバーのエンゲージメントは高まっていかない。個人を理解し、信頼関係を構築しつつ、環境それ自体も作っていく。
あとは、経産省を辞める直前に米系戦略コンサルティングファームでパートナーを務めた方から頂いた「CEOも万能ではない。COOや役員、他のメンバーで、足りないところを補っていく。適性や相性の問題を超えて、役割分担をし、形作るべき円の周縁を埋めていく」というお言葉を大事にしています。
-----
1つは相手の心理を深く理解することだ。竹谷氏は優秀な人材をキャビアや白トリュフといった高級食材に例える。「希少であり、味や香りは際立っているものの、一つの鍋にごちゃ混ぜにしてしまうと価値がなくなってしまう」。料理は素材の特性に合わせ、分量や鍋に入れるタイミング、煮る時間などを見極める。人間を相手にする場合は、「相手が何に喜びを感じ、いま何に悩んでいるかなどに気を配り、人間性を深く理解することで、最高のパフォーマンスを引き出す」。
2つ目は相手に信頼してもらうこと。能力が高い人は「すぐに競いたがる」。だから「僕はあなたと競いたいとは思っていない、あなたの人生にとってポジティブな存在なんですよと理解してもらう」ことに心を砕く。信頼関係を築ければ、お互いに無用な不安を抱かずに業務に専念できる。
3つ目は、自分がどんな役割を果たせば、組織の価値を最大限に上げられるのかを常に考えることだ。これはグリーで働いていたころから心掛けていたという。「自分はこの分野を極める」ではなく、環境に合わせて何でもこなす。それによって、優秀な人材が雑用に追われず、自分の専門分野に集中できる。