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地理Bの問題を解いてみました。
主な変更点は以下の通りです。

大問数 6→5
小問数 35→32

基本的な出題内容、出題形式に大きな変更点はありませんでした。
しかし、「思考力」ということばに踊らされて、すごく奇をてらった問題が多かったように思えます。

一回限りであれば良いとは思いますが、これを何年もの間続けていくには作問が大変だろうなという印象です。
我々が教える内容に大きな変更点はなさそうです。

思考力とは言いながらも、「知ってたから解けた」という状況が最強であることに間違いはないんですけどね。多くの受験生がそれを理解しようとせず、「地理とは思考する科目であって、暗記する科目ではない」と認識しています。予備校業界にそうやって指導する講師が多いことが原因ですね。

しかし、思考するとは「ある程度知っている状態から始まる」ものです。そのため、思考に必要な最低限の知識の集積を怠ってはいけません。知識量を増やすから、思考できるようになるんですけどね。

2022年より「地理総合」が必修化されます。歴史や公民の先生方が地理を教える時代がきます。そのときに、彼らが地理をしっかりと教えられるか?が地理界隈のテーマとなっています。ステレオタイプに「地理は暗記科目ではない」と喧伝されても困るんですよね。
【受験でもGoogleを使えば良いのに】
2020年から始まる新共通試験がプレテストを実施。いよいよ大学入試改革が断行されます。
個人的には、少し極端な考えですが、共通試験でGoogleなど検索エンジンの利用をありにしてほしいです。クラウドネイティブな今の中高生に、試験環境の都合で、ただ暗記するだけの勉強をやらせるのは非効率過ぎます。一定の知識理解や暗記はどこまで行っても残りますが、そこから先はクラウドのデータベースと自分の頭を行き来しながら、より高次な問いを探究していくことになるべく時間を使ってほしいです。
現在の試験環境では難しいことは承知の上ですが、本来はこれが当たり前の時代だということも、認識頂きたいと思っています。
化学に関しては、二次の記述式に近い形の問題が入った感じでした。

センターのみでも、二次試験で化学を選択しても、学ぶ上ではそのテーマの背景をきちんと理解することが大切なので、講義ではそこに最大の時間を割いています。

この「きちんと理解している」を問われる形式になるのは非常に良いことだと思います。

ただ受験のためだけの勉強になるより、自分が楽しめる分野を見つけ、その道に進んで行くことに繋がれば・・・と考えながら講義をしています。