金融庁も激怒した、日本の投資信託のイケてなさ
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注目のコメント
日本の投資信託がイケてなくて金融庁が「激怒した」のはアクティブ型がパッシブ(インデックス)型より劣等しているのではなく、イケてないアクティブ型が少ない割に、販売手数料でガッツリ稼ごうとしている金融機関が多いからです。
記事が指摘してある通り信託報酬は重要な要素ですが、これはあくまでも信託報酬を差し引いた後のnet return純利益率でアクティブ型とパッシブ型の運用成果を比べるべきです。
今回、金融庁が公開を促した「共通KPI」で顧客口座で利益が上がっている率で上位3社はアクティブ型です。ポイントはアクティブかパッシブではなく、①ノーロード(販売手数料ゼロ)、②つみたて投資(弊社コモンズ投信では79%の口座が)と③顧客に長期投資を推奨しているかです。渋澤さん、戸田さん、Misumiさんのコメントも併せて。
全体としてのパッシブ投資の有効性は世界的に証明されているし、多くの人に適していると思う。
一方で、アクティブ投信でもコンスタントに勝っていることもある事実は目を向けたい。
下記でもコメントしたし、モーニングスターのリターンランキングへのリンクも張っているので、興味がある方はぜひ。
https://newspicks.com/news/1358317
ファンド数が多すぎるという点については最近トレンド変化が出ていて、継続してほしい。
運用には一定の固定費がかかるので、長期でしっかりと調査コストがリターンにつながるようなファンドに集約されてほしい。
https://newspicks.com/news/3280165投信を擁護する気はありませんが、金融機関が個人向けに手がけるものの中で考えると不動産融資や保険の方がより悪質なものがあると思います。
また多くのリテール投資家の集合知は概ね大変合理的です。最近のネット証券の投信売買を見ると、アクティブで売れ筋なのはひふみぐらいであとはパッシブばかりになっています。