「このホテル、あなたはいくらなら予約する?」も推測――楽天トラベルのAI活用、その裏側
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サプライヤーとユーザーの需給予測をしてサービスの価格を決めていく、いわゆる「ダイナミックプライシング」の波は旅行業界ではグローバルで大きなトレンド。航空会社のそれが走りだと言われています。
ハコモノビジネスは稼働率が重要なので、ダイナミックプライシングが浸透していくとサプライヤー側の稼働率・利益率も上がり、ユーザーも嬉しいというまさに一石二鳥なロジックなのです。Eコマース、インターネットマーケティングの世界では、データの活用が明確な効果を上げつつある事例が増えている。
一方で、Fintechの世界ではまだまだこうした事例は多くない。
その一つの大きな要因が、現金の利用だ。
キャッシュレスなら得られるはずの、誰が、どこで、何のために、いくら使ったのか、といったデータが、現金を使うことで蓄積されない。
これではマーケティングや最適化がなかなか進まない。
政府も強い問題意識を持っていて、キャッシュレス推進協議会を立ち上げて、80%のキャッシュレス比率を目指している。
東京オリンピックもあり、数年後には確実にキャッシュレスが進展し、本当のデータ利活用時代が到来するだろう。