ネットフリックスが 190ヵ国に8年で展開できた理由
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注目のコメント
Netflixが10年くらい前はまだDVD郵送サービスをしていた時代からユーザーです。郵送サービスを喜んでいるユーザーが大量にいたのに、会社全体の戦略としてストリーミングに集中特化したのは本当すごい判断だったと思います。
多くの会社がキャッシュカウ事業を捨てられずにカニバリがどうだと反対してイノベーションの機会を逃す中、トップダウンの判断ですね。Appleもどんどん進んでカニバリ商品出すあたり流石だと思います。
Netflixのコンテンツ制作のプロセスは非常に興味深いです。私が好きなハウスオブカードもNetflixコンテンツですが、あれを作るときに、まだ撮影が始まる前からデータ解析でこれは大ヒットすると分かっていたのですよね。データの使い方が成功要因ですね。
エンタメ業界の未来をビッグデータがどう変えて行くかついてカーネギーメロン大学の教授が書いたこの本は面白いです。Netflixのことも載ってます。
https://www.amazon.com/Streaming-Sharing-Stealing-Future-Entertainment/dp/0262034794どの国でどんなコンテンツを配信するかということを考える際に、その国でアメリカの映画やTVドラマがどれぐらい受け入れられているか、どんなタイトルが人気か、字幕か吹き替えどちらが人気か、も調べて参考にしたのだろう。それらは興行成績やTVの番組表や視聴率で簡単に調べられる。一般に、TVドラマの制作国以外での放送から来る利益は、製作プロダクション、最初の放映局、エージェンシー、制作国以外の放映局で分けられているので、Netflixは映像の製造小売業、D2Cモデルと言える。映像コンテンツの世界は、元々権利処理や流通か複雑で、Netflixの直販ノンパッケージモデルはそれらを一気に解決する。
ローカライズどころか、現地の有名人が出るようなコンテンツでないと見てくれない厳しい中での凄まじいスピード展開。
なるほどなあ。
地理的・心理的な距離、つまり市場間での認識の差異が少ない隣接市場を慎重に選んだ。たとえば、同社が2010年に最初に国外進出先として選んだカナダは、米国の隣国であり、多くの類似点を共有している。→リスクの少ない新市場開拓を行つた。
新市場では他社と手を組み、現地の状況・文脈に対応→ネットワークの経済性ですね。