トヨタ河合副社長「IT嫌いの俺、会うと違った」
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次の言葉は 能くよく考えてみるべき、もう一段上の理解に到達する為に 何か大切なものが秘められていると感じました。
「何でもかんでもセンサーで収集し、それに頼り切ってしまうと、本質がかえって見えなくなってしまいます。人間のセンサー、つまり感性が失われていってしまうからです。だからこそ、センサーを付けっぱなしにするのはご法度です。『自分がいるうちに原因を解決してセンサーを取れ』。これを口すっぱく言っています」
日常的にセンサーで閾値超えを監視して不具合を撲滅させる工程はダメですと。一時的にセンサーで多角的に分析して真因追求するのは良い、センサーを取り外しても活動できる対策を選定しましょうと。
解釈を試みます。人のセンサーを大切にするとは、人と共に成長できる余地を作ること、お客様ニーズに追従する過程で生じる変化を チャレンジを楽しめる様にする事... こう解釈してみましたが、どうも言い切れてないモヤモヤ感が残ります。
プログラミングを何十年も続けていると、時々他所ごとを考えてて、手が勝手にコーディングしてるかの錯覚に遭うことがあります。自動車の組み立て工程を数ヶ月連続してやらせて貰うと、とある動作は無意識、というか、どうやって教えようか、どんな改善ができるか、など他所ごとを考えながらでも出来てしまうことがあります。
後で 漏らしたカモと不安になって確認すると、ちゃんとしている。この様な説明不可能なものを 人のセンサー、人の感性という言葉で表し、日常的な活動として期待して良い、という解釈もチョット違う気がします。
①日頃の鍛錬を通して、感性を磨く事。
②改善や改革チャレンジの場で感性を最大限に活かすこと
③他人に教える必要があり、共に永く取り組む工程には、一意にミスなくできる知恵をふんだんに取り込みつつ、①へ。
センサーだけに頼り切る工程を作って、①の感性が鈍くなる様な取り組みを推奨しない事、価値観を誤らないこと。
まずはこの様なアプローチから方向を誤らない様にしつつ、時折この記事を思い起こして 理解に努めていこうと励まされます。
その上で、DXに必要なセンサー、IoTのメリットが訴求できるように 特異なアイデアを形にしていこうかと 考えさせられました。
注目のコメント
見出し部分より下記の言葉が印象的。対処ではなく根本原因の解消まで考え続けられるか。
『私はセンサーを付けたと聞くと、まずは『それ、いつ取り外すんだ?』と尋ねることにしています。』TPSもITも『プロセスマネージメント』である。
が、TPSはまずアナログスタート。現地現物、見える化によってプロセスをプレーヤー全員の腹に落としてからIT化する。一方IT屋は現場を分かったような気になって(上から目線で)プロセスを作る。
この差。
テスラは後者ではなかったか?