KDDI高橋社長ロングインタビュー 「楽天との提携」の狙い、ドコモの値下げ宣言への違和感
ケータイ Watch
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注目のコメント
書きました。「ケータイ Watch」記者として、講演取材などを含めると、高橋さんを15年以上追いかけ、過去に何度も取材させていただきましたが、今回の取材はまた印象深いもの。
DDI時代のIDOとのローミングに関して、現ドコモ社長の吉澤さんとの繋がりを語っていただくことになったのは、取材前に予想だにしなかったことのひとつ。このほか、光回線卸など、11月1日の発表では触れられなかった点まで、ぐいぐいコメントをいただいています。ちょっと長文で恐縮ですが、2020年代の通信業界がどんな戦いを進めていくのか、またひとつヒントになる取材になりました。高橋さんは日本の経営者の中でも、プラットフォーム構想を本当に昔から理解して動いてきた数少ない経営者だと、打ち手からも話からも強く感じる。
今回の楽天提携も、「このままだとNTTさんに行くよね」ですべて表されていて、想いを持ちつつ時流、経営、顧客視点、政府視点全てを見た冷静な判断を、即断で行なってくる。
通信側の経済圏という意味では、Docomoの通信業者最大シェアとデータエコシステム、SoftbankとYahooによる投資型エコシステムという状況に対して見てみても、KDDIは生活に根ざした強いアセットを投資提携で保持していたが、これで遜色なくなったというかむしろリードしている感触さえある。
あとは、MaaS系の打ち手をどのように行なうか、楽しみに静観したい。