日本経済最大のリスクは金融ショックに打つ手がない「中央銀行の死」だ
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文章が長いので煙に巻かれそうになるが、がまんして読むと、
論理が飛躍しすぎて、経済学者の寄稿とはにわかに信じがたい内容に唖然とした。断定的表現と「可能性もある」という内容を積み重ねて、結論に至るのは、学者の言説としては感心しない。
「「リーマンショック」のような大規模な危機にならなくても、中小金融機関の経営悪化を招き、クレジットクランチなどで実体経済が停滞する可能性もある。あるいは新興国に深刻な経済危機を招き、世界経済が停滞するかもしれない。
アベノミクスによる「見せかけの景気」が一気にはげ落ちた時に、打つ手がない。だから日銀は異次元緩和をやめられないし、株買い支えも続けざるを得ないのだが、こういったやり方が、いつまでも持つはずはないのだ。」
おっしゃりたいことは、政権の経済政策に対する批判なのだが、ではどうする、という肝心なことが書かれていない。「5年間の「異次元緩和」によって、この3つの金融政策は機能不全に陥っている。政策金利はゼロに近い低金利になっているので、ショックが起きても、利下げなどで需要を喚起することはもはやできなくなっている。」
このようなことはこの20年位の間、議論されてきたことです。次のリセッションに対して、ECBはマイナス金利深堀りで対応するでしょう。恐らくFRBもそうすると思います。
マヒしているのは、中央銀行の機能ではなく、日銀の政策委員会でしょう。銀行に反対されたくらいで、最も効果が期待できるマイナス金利深堀りを封印すべきではありません。リフレ派として、外野では勇ましかった人達も政策委員になると全く大人しくなってしまいますね。赤井さんのコメントに同意です
元トレーダーとしては、HFTで損失回避とか、CTAがさや抜きファンドとか、出だしからツッコミどころだらけで、逆に最後まで何を書いてくのだろうと興味がでました。