AI絵画、大手オークションで初の落札 予想額の40倍超
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注目のコメント
「規則性の学習には、米グーグル(Google)の研究者イアン・グッドフェロー(Ian Goodfellow)氏が開発した新たなアルゴリズムが使われた。」
NPでも何度となく話題になっているGenerative adversarial network (GAN)ですね。今回の場合、人間を騙せるような絵画を生成しようとするAIと、人間の作による絵画か判定するAIの2つが切磋琢磨しながら生成された絵画であると想像します。
AIの作品の著作権が話題になっていますが、『人工知能を使って芸術を民主化することを目指すフランスの芸術家集団「オブビアスObvious」』が対価を受け取るのですよね?
我々が同じことをやっても誰も100円でも買ってくれないのに、芸術家がやると5000万円での落札。正直、羨ましい。
Generative adversarial network
https://en.wikipedia.org/wiki/Generative_adversarial_network興味深いですね。この43万ドルが他に競売に掛けられている作品と比べてどうか、が気になります。
そのものに価値があると思われてきた創造性やその表現がヒトに由来するものでなく、人工知によって作られてしまったということ。ただ現状は、古典的な肖像画1万5000点から規則性を抽出しているのに過ぎないので、半教師あり学習のように、不規則性のある心地よいノイズを意図的に組み込むソフトウェアの発展性に期待です。
◼️Deep Learningは半教師あり学習で簡単になる
https://inforium.nttdata.com/trend_keyword/254.html
ベーシックインカム用にヒト以外が価値や富を生み出す良き一例になったのではないかと思われます。
>>>人工知能学会誌の次回号(11月1日発刊)は、「AIと美学・芸術」特集です。
読みたい!!!!!芸術の価値をどう評価するかは、もともと難しい問題だし、とりわけ現代芸術になると、ほとんど意見が一致しない。高く値段が付けられることで、その価値が高く評価される。人間とAIの区別に固執して、「芸術は人間のみ」と考えると、時代から取り残されてしまうだろう。
しかし、AIによる作品の価格が、今後ますます高くなるかは、未定であろう。ご祝儀相場かもしれない。民主化を目指す芸術家集団であれば、むしろ芸術作品の民主化へ舵を切るのではないか。第2、第3の作品がどう評価されるか、そこからが勝負でる。