フェイスブックがTik Tokに対抗、数億ドルで音楽機能を増強
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選択しているユーザー
うーん、スナチャの時みたく根こそぎ持ってくのは無理かなぁ。Facebookユーザの年齢層を考えると、今後tiktokにレイトマジョリティ層の2-30代が流れるのを阻止するって感じじゃないかなあ
注目のコメント
とにかくヒットしているものはパクって自社なりに展開するのがFacebook。TikTokは日本を含むアジアだけでなく、Musicallyを買収して統合したことで米国でも着実にユーザーを拡大している。Lip Syncに注力しているのは、もともとMusicallyがLip Syncで米国で人気になったことも背景にある。
ただ、もはやTikTok自体は単なるLip Syncアプリの域を超えた存在になりつつあり、ユーザーの利用目的や利用コンテクストなどを考えると、Instagramの方が向いていると思うのですが(記事中にもあるようにInstagramではStory機能向けに楽曲を添付できるようになっており、楽曲取得に大きな投資もしている)それも時間の問題かもしれません。
一方、日本でのFacebookのユーザー数は完全に頭打ちないし減少傾向で(2017年9月にMAU2,800万人と発表されて以来、ずっと更新されてません)、頼みはInstagramだと考えられますので、InstagramのTikTok対抗策は日本では特に急務かもしれません。SnapChatがInstagramにパクられて一気に使われなくなった(Instagramの獲得時間が増えた)のと、同じ構造になる可能性はあるので、まあまあBytedance側から見たら笑えない打ち手だと思います。
が、メディア特性や行動の連続性が考えられていないと、意味ない打ち手になりそうですね。
例えば私は台湾に3年住んでいましたが、Facebookのアカウントが国民の数を超えると言われるくらいFacebookが当たり前。元々オープンな方々なので、セルフィーをアップするのも、勝手にタグ付けして写真をアップするのも当たり前です。
なので、リップシンク出来るショートムービーとか大喜びなのでは。
一方日本では、Facebookなんて若い子ほとんど使っていないですし、ビジネスネットワーキングに使われる傾向が強いとなると、行動の連続性が生まれそうなメディア親和性が低いなと思います。
なので、この機能に関しては私は台湾ウォッチしようかなと笑SnapChatに続いてまたパクる。Instagramにストリーズ機能が追加された時と一緒。企業の戦略としては正しいんだろうけど、最近Facebook発で流行った機能が出てきてない。
ただ、SnapChatの時と違うのは、TikTokは身内だけにクローズドな情報発信をするSNSではないところ。SnapChatのユーザーは友達中心に情報を発信してたけど、TikTokのユーザーはより多くの人に見てもらいたいっていうユーザーモチベーションがある。「#広告で有名になりたい」がその象徴。
だから、TikTokにいるユーザーは友達以外のフォロワーを多く抱えている。ユーザーはそのフォロワーに情報を発信したい。友達ならプラットフォームを超えても繋がっているだろうけど、オンライン上でしか繋がっていないフォロワーはプラットフォームを跨ぐと繋がっていない可能性も出てくる。だから、Facebookに同様の機能が追加されても、既存ユーザーはTikTokに残るはず。
一方で、この機能追加はTikTokに流れたユーザーを戻すではなくて、既存のFacebookユーザーを食い止めるのには効果的になると思う。