【元BCG財務官僚】人がやらないことをするほうが、安定する
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"しかし残念ながら、コンサル会社では、大企業のプロジェクトなど、資金の豊富なクライアントしか、担当できません。"
大企業になればなるほど、役職が上がれば上がるほど責任が伴います。多くの場合それは売上や利益のインパクトです。大きな仕事ができるというメリットはありますが、自分が本当に意義のある仕事を選ぶことはできなくなる可能性があります。すごく良くわかります。
"いざ起業したり、NPO支援してうまくいかなかった場合でも、戻れる働き口があることは、当事者に心理的安全性をもたらす自衛策だと思います。"
意義のあることをやりたい、社会に貢献したいと思っても、実力が不足していることも大きく経済的に自立できていないとリスクのある決断ができないでしょう。金銭的に余裕のある状態まで持って行ってから自己実現に向かうのは悪くないですね。先日医師免許を持つ後輩に「マッキンゼーからのオファーをもらったが、紛争地域への公務と迷ってる」と相談を受けました。
生物兵器に詳しい彼はまさにニッチ人材。奥さんには悪いですが元マッキンゼーの医師が珍しくない昨今、後者をオススメしました。
以前主に元政府系金融機関の天下りで運営される会社の役員の経歴を見て、「コピペか!?」と思ったことがありましたが、今はコピペ経歴はむしろリスクと捉えられる時代なのかもしれません。個人的にはそっちの方が楽しそうで好きですね。官僚を辞めてコンサルになるというキャリアの人は見かけても、コンサルから官僚に転じる人はまだまだレアです。BCG出身の財務官僚、片岡修平さんはその一人です。
コンサルはその高額なフィーを払えるのは大企業しかないということから、貢献できる相手が限られてしまう、だからこそ、役所に転じたという片岡さん。コンサル、官僚それぞれの仕事の魅力や意義について、そして今、22歳だったら行きたい組織について、聞きました。
人がやらないことをやる意義には、共感しきりでした。