この連載について
経団連は2021年卒以降、就活ルールを提示しないことを宣言。これを受け企業は、2021年卒の採用スケジュールをますます前倒しするといわれる。
また、売り手市場が続くと言われるが、大手はここ数年採用数を増やさず、年々狭き門になっている。そこでNewsPicksは、不安要素が多い2021年卒の就活をサポートすべく、会社選びや適職探しの極意を伝授していく。
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Since its founding in 1837, Procter & Gamble has become one of the world's largest consumer product manufacturers, generating more than $80 billion in annual sales.
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なすびはなすびにしかなれない。苦手領域の仕事だけは選んではいけない。就活に「正解」を求めてはいけない。でも「不正解」だけは選んではいけない。では、どうやって自分の強みを発見できるのか? その見分け方を、「Tの人」「Cの人」「Lの人」という森岡さん流の「TCL理論」で分析してくださいました。
また、社会人は誰だって不安だというお話も、皆様に共感していただけるのではないかと思います。非常に納得感が高く、充実のインタビューになりました。森岡さん、本当にありがとうございました。
ただ、就活の学生が必ずしもいきなり特定の職能と結婚したり、苦手なことはやめて得意なことだけする必要もないと思います。
僕は人事から社長室に異動になった時に、IRやM&Aを担当し、すごく苦手だったファイナンスを学びました。
その経験がインキュベーション事業の立ち上げに活きましたし、その経験がなければVorkers の提携も実現していないかもしれません。
その後、社長室から営業に異動になり、30歳で初めてテレアポやったりしながら(笑)ビジネスを学びました。
その経験がモチベーションクラウド事業の立ち上げに活きましたし、その経験がなければ泥臭く新規事業を立ち上げることなどできなかったかもしれません。
森岡さんのように早くから職能を定めて「結婚」するキャリアもあると思いますが、20代は「自由恋愛」と考えて、食わず嫌いせずに様々な職能との偶然の出会いを楽しむキャリアもあると思いますよ。
あんまり早くに「結婚」して、上手くいかない夫婦もいますからねぇ。
人生100年時代において、企業の寿命は23.5年と縮まる一方。『仕事2.0』でも現代は「経験獲得社会」であり、修羅場・土壇場・正念場が大事というようなことが書かれていましたが、本インタビュー内の「人を成長させるのは、自分だけで責任が取れない、多くの方の人生が自分の判断にかかっている」というのもまさにそれ。
個人的にも、自分のキャリアを振り返ってみると、自分で何かしらの意思をもって選択を行ったうえでの成功や失敗は、自分の人生を色付けてくれてきた気がします。「なんとなく」とか「とりあえず」とかで進んだ道は、楽だけど、振り返ったときにモノクロで色あせてしまっていることが多い。
会社を選ぶのではなく、会社で得られる経験を選ぶ。そして最後は「選ぶ」のではなく「決める」。最近の就活生と話していても、皆優秀で、よく調べているし、よく考えてもいる。以前とは比べ物にならないほど情報がリッチになってきている中で、考え抜いた先の自分なりに腹落ちできるストーリを信じる。その後のキャリアにつながる悔いなき最初の決断をする就活生がどんどん増えていくと良いですね。
不思議ですよね。安定志向の人ほど一社依存という不安定でリスクの高い生き方をしている。ポータブルスキルを磨けていないなら本当に危ない。
大きくは二点で、一点目は、自分がそれほど嫌じゃなく続けられることは、自分にとってかなり合っているということ。
好きで好きでずーっと夢中で熱量高くやっていられる物事なんてほとんどないわけで、辛かったりやる気が出なかったりすることもあるけれど、総じて何となく続けられるのであればそれは天職に近いと思います。友人や恋人との関係もそうかもしれません。色々な物事は長距離走かと。
もう一点は、くじ引きの話。凶を引きさえしなければあとはなんでもいいというのは本当にその通りだと思います。
さらに発展形として、凶を引いたとしてもまた引き直せばいい、ということを仰っている方もいます(詳細な出所はちょっと忘れてしまいましたが)。
だからある程度までやったら、あとはくじを引く感覚で会社に飛び込んでみればいいと思います。くじなんだから、当たることもあれば外れることもあります。外れたらもう一回引けばいいんです。色々な物事は長距離走です。
職能と結婚、私は反対派です。
今日社会から必要とされている職能が、明日には必要とされなくなるくらい、社会の前提の変動要素がものすごく大きい時代だからです。
AIが人間を超えうる時代にはマーケターという職種がなくなると言っている人も既にいますし。
・大吉なんてない、たくさんある吉のどれか1つつかめば、あとは自分の力で大吉にする
・会社は大小で選ぶのではなく、常に自分にとって必要な職能を磨けるかどうかで選ぶ
・人を成長させるのは、自分だけで責任が取れない、多くの方の人生が自分の判断にかかっている、という経験
・不安の中でも生きていけるのは、自分を守ってくれる「職能」があるから
なんて学びの多い記事でしょう!
非常に勉強になりました。
私が新卒でサイバーエージェントを選んだ大きな理由が、まさに記事の中にもあった、若いうちに「自分で決断する経験」や「場」を求めたからです。自分の力量以上の仕事を常にさせてもらえていることが今もまだこの会社にいる理由の一つかもしれません。
そう考えると、今は会社と結婚している状態なので、もっともっと職能を身につけ職能とも結婚できるように頑張りたいと思います^ ^
しかし、入社してしまうと配属は会社の人事権によって決められるので、不本意な部署でも文句は言えません。
となると、職能を目指して転職という手が残ります。
今はありえないと思いますが、私が野村投信に転職する歳、
「ファンドマネージャーになりたいからです。東大法学部卒というとMOF担を期待されることが多いですが、私は絶対にMOF担にはなりません」
と宣言しました。
入社後、企画部という訳のわからないところに配属にいなって、数カ月後に担当常務から
「大蔵省に挨拶にいけ!」
と言われたときは、ぶん殴ってやろうかと思いました。
今でも「入れてしまえばこっちのもの」と考えている会社があるかもしれませんので、十分ご注意下さい。
まず、96年に社会に出ているので、当時で言うと新産業・新しい領域というと日本の伝統的大企業に対して相対的に人が少ない外資という選択肢になりやすかったと思います。ネット産業は黎明期過ぎてエントリできない(96年にヤフー、98年サイバーエージェント創業)ので、終身雇用崩壊と先を読んで、力をつけようと思えば、外資系企業に目が向く時代です。(私も同様に外資ITを選択)
後追い的に、わかりやすい目標を求めがちなので、森岡さんみたいになりたいから自分も外資/P&G行きたい、と思いがちですが、よくよく時代背景を検証すべきです。今もそうなのか。
2つ目。「産業と職能で市場価値が決まる」と「新産業に行け」の2つの話を両立解釈するのが難度高いと思います。選んだ場所で給与が決まると言われると多くの人は、既に給与が高い会社を調べて、名前のあるブランド企業すなわち成熟産業を選びがちだからです。
これは時系列でとらえたときに、将来的にどれだけアップサイドがあり得るか、新産業が成長し成熟する過程で自分が担う役割も拡大し、新産業にいち早く飛び込んだからこそ若くして第一人者になれるというプレミアムまで想定計算して、将来のアップサイドを測れ、ということだと思います。そこまで動的に時系列の幅をもって思考・想像できる人は少ないです。
ただ大企業とかに入ると、転職でもしない限り、どの部署に配属されるかで、その後の職能が大きく左右されてしまうような気もします。