「会社」のためでなく、「社会」のために働ける会社。ロート製薬の新時代のCSVとは
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注目のコメント
社会の役に立つこと、未来に繋がる子どもたちとの約束を守ることに共感します。
下記の3点は、個人と会社の関係にも当てはまると思いました!
・1社が作った基金と、1000社が少しずつ寄付金を出し合って作った基金とではその仕組みがまったく違う
・民間企業が、業界の垣根を越えて協働して即座に動けるようなノウハウを蓄積しておくことに価値がある
・民間企業1社では、たとえばリーマン・ショックが過去に起こったように、いつ何があるか分かりません。だからこそ自社を越えて、業界を越えての協働を生み出すことに意義がある
1人でも生きていけるような世の中だからこそ、繋がることの意味合いを改めて再確認したいですね。" 自分たちの働きの先につながっているのは「会社」ではない。その先の「社会」であり、自分たちの働きが未来をつくっていくのだ "
" 新しいコーポレート・アイデンティティ「NEVER SAY NEVER」を定めた。 "ロート製薬の記事です。
宮城大学に拠点を構えて活動していたロート、カゴメ、カルビーの「みちのく未来基金」に、こんな強い想いがあったことに今更ながら驚いたし、感動した。
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企業こそ『社会のために』という哲学を持っていかないと、
世界が幸せになりません。それにこれからは、本物かどうか
を企業が人々に見抜かれていく時代。一度制度を作ったから
終わりではなく、常に目指す方向へ向けて努力を続けなけれ
ば容易に流されていってしまいます。
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これは凄く共感する。
一般消費者が容易にアクセスできる情報量が爆発的に増加して、消費者の目が肥えている現代において、表面上の綺麗さだけで消費者を騙せる時代では既に無くなっている。
一度正しくないことをすると、それを隠すために人も時間もかけてまた正しくないことをして、それを積み重ねていつか大きくなったところで破綻する。何より正しくないことを隠すために働かされる社員は楽しくないし疲弊していく。誰も幸せにならない。
だから特に社会に与える影響が大きく、たくさんの従業員を抱えている大企業ほど、自社の利益よりも社会のためにという強い想いを持って、ビジネスを推進していかなければならない。
口で言うのは簡単だけど、利益を追求して会社を大きくすることだけを考えてビジネスをしてきた今の大企業上層部にとって、これを本気で考え実践するのは相当に難しいことだと思う。いままで誇りを持って部下に語ってきたことを否定することだから。
頭では分かっていても、目の前にある自社や自分の利益を捨ててまで社会貢献に力を注ぐことなんてできない。
ただ、それをトップが提言して、自社のあり方に疑問を投げ掛けている山田会長を本当に尊敬するし、こういう取り組みをしているロート製薬を本気で応援したいと思う。
この汚いビジネスの世界において、例え利益を捨てる結果になってでも社会のために正しいことをしようと本気で言える仕事がしたいと心から思う。社会のために仕事をして利益が取れないようなビジネスは淘汰されていくべきだ。