「お金がないから結婚できない」は本当か？
コメント
注目のコメント
久々にPICK ONEに出演させていただきました。先日BusinessInsiderで書かせていただいた「お金がないから結婚できないは本当か？デンマークの子育てシェアが教えてくれること。」をテーマにお話しました。
サッシャさんのキレキレなコメントに逆に私が学びを深めさせていただく時間でした....！
いつも内閣府が出している結婚できない理由に「お金がないから」ばかりがあがっていることに違和感を感じています。
実際教育にはお金がかかるものの、いつまでたってもお金が足りる日はこないように感じています。完全に準備整ってから産もうではなくて、「なんとかしよう」「なんとかなる」という感覚を後押しすることが大事なように思います。
そのためには、サッシャさんも言及されていましたが、社会のセーフティーネットを整えること、そして、何より若い世代の自分でなんとかせず足りないならシェアしたり、頼ったりしようというマインドの変化を後押ししていくことが重要だな〜と思いました。
デンマークで見てきた家のシェア、洋服のシェア、とっても魅力的だったので、日本でも日本に合う形で色々と展開できないかなと妄想しています。最近、姪っ子（11カ月）の面倒をよくみていますが、これが働きながらだと思うと怖い。。
8時に寝かしつけてそのまま寝る→12時頃起きる→仕事→3時寝る→7時起こされる
という疲れの取れない生活で昼間もぼーっとしてしまいました。
自分が結婚して子どもを育てる時に何があればいいか？と考えると、せめて夕方までは子どもを保育所等で預かってくれる・夕方には帰宅できる、のは必須だなと感じます。
お金の部分を考えると、洋服のシェアは素敵。親戚や友達の子どもに服をもらうことも多いですよね。「お金が無いから結婚できない」は本当ですね。
多くの女性は「自分よりも収入の低い男性とは結婚したくない」と考えており、そもそも低収入な男性は恋愛対象にならない傾向が強いです。
また将来的に昇給が望めるような期待が無い限り、生活に余力の無い若者は結婚できません。
実質賃金が上昇傾向にあれば「お金が無くても、将来何とかなる希望を持っている」ので結婚できる一方で、実質賃金が下降傾向にあれば「将来に渡っても、お金が無いままの可能性が高いだろう」となるのだから、「将来への所得の期待がどうなのか」により全く条件が異なりますね。
その点で、実質賃金上昇率がトップクラスのデンマークと、実質賃金上昇率がマイナスの日本で比較するのは文化的な背景を除いても無理があります。
単に「現在のカネ」のみに着目して、「将来の展望」である【結婚】について論じるのは見当違いにならないでしょうか。
同様の実質賃金上昇率の国家と比較すべきだと思いますね。
実質賃金の推移のグラフ：
http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2018/180221_02.pdf
