消えた「MUFG」 デジタル通貨の名称「coin」に
日本経済新聞
267Picks
コメント
注目のコメント
記事には書いてありませんが、こちらの「coin(旧称MUFGコイン)」は、日本円連動のステーブルコイン(円にペッグ(=為替レート固定)するデジタルコイン)なんですよね。
ビットコインのようなパブリックチェーン型(非中央集権型)の暗号通貨(仮想通貨)とは異なり、プライベートチェーン型(中央集権型)のモデルになります。このコインの価値を維持・エンハンスする責任所在がMUFGになるわけです。
また、ビットコインはその資産価値が変動しますが、これらのデジタルコインは日本円の金銭価値と常にイコールになるため、日本円の電子マネーに過ぎません。
GMOインターネットも、同じく日本円連動のステーブルコイン「GMO Japanese YEN」を発行することを発表したことは記憶に新しいです。
同じ円連動なら、どちらの方が決済可能なリアル店舗数やネットサービス数を(ポイント的付加価値とセットで)増やせるか、というスピードシェア争いで勝負が決まって行くものと思われます。
まあ、日本の市場だけで見ると電子マネーのシェア争いが激化して行くだけで面白味には欠けるところです。
一方で、日本市場における電子決済比率を加速させることには期待したいですが。誰もが思うと思うけど、これでは一般名詞のcoinとの見分けがつきにくく、紛らわしい。取引所なども良い顔はしないのではないか。他の通貨が名前に個別性を残しながらも浸透しやすい名前をと知恵を絞っているなか、三菱の殿様体質が見えて嫌らしい。