「日本人は投資が嫌い」は本当か? この国のいびつな資産運用の秘密
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インタビューを頂きました。要約すると、
・日本の個人金融資産の半分以上が預金に集中し、欧米と比べて大幅に預金に偏っているが、それは決して日本人が投資リスクを嫌うからではない。FXや仮想通貨は海外より活発。
・医療・年金をはじめとする社会保障と、終身雇用を前提とする退職金により、国と会社が老後の面倒をみてくれるという形で社会がデザインされていた。さらに失われた20年により、日本国内の株式などに長期投資をしてもリターンは望めない時代が続いた。
・このため、日本人にとって、預金は投資よりも合理的な選択肢だった。
・しかし、終身雇用の崩壊と少子高齢化の進展により、「国と会社が老後の面倒を見てくれる」という前提は崩れつつある。
・こうした日本の社会構造の変化により、欧米のように、働く世代一人ひとりが老後に向けて資産運用をすることが大切な時代になっている。
ぜひ、皆さまのご意見をお待ちしています。ウェルスナビのようなFinTechの投資アプリが色々出てきたことで、日本人の投資意欲は少しずつ高くなっているように思います。
カードで貯めたポイントを投資に回せるようになったり、少額投資ができるようになったり。
人生90年時代を考えた時、人生設計とともにリスクマネジメントを考える必要があります。リスクを分散する手段のひとつが投資です。
短期ではなく、長期視点で投資を考える習慣をもっと醸成する必要がありますね。株式市場に於いては、日本の場合は欧米と異なり、個人が(投信やE T F含め)プロを介さず直接投資する方が80%超もあり(米国10%以下でドイツ15%くらい)確かに独特だと思います(その分、日本の場合は証券会社のゲートキーパーとしての責務が重いとも言えますね)。
資産運用ビジネスに於いては、運用者の処遇(能力とも言えますが)と、システム構造(日本はレガシー且つN R I寡占で高額)の違いが課題として大きいと思います。