「子ども医療費無料だから」ジェネリック使わず
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注目のコメント
ジェネリックの反対語として「新薬」という言葉を使うから、無用な混乱を生むような…
カッコ書きされている、「先発医薬品」という言い方の方が誤解が少ないと思う。
良し悪しを別にして、いまの、「医療費が無料」かつ「ジェネリックとかよく分かんないし」という状況に置かれた親が、ジェネリックを選択する理由は、ほとんどない。
僕は、ジェネリックを選択することになんの問題も感じないので、積極的に、使うけど。
一般に、自分の子供に関わることに関しては、親は慎重になるし、リスクを過大評価しがち、と言われていて、これは、まさに典型的な例。
同じ厚労省が認可しているのだから、先発医薬品を信じるのと同じロジックで、信じてもいいんじゃないの?と思うけど、まあ、「本当に一緒なのか?」と疑いたくなる気持ちもわかる。
ジェネリック医薬品に関してはこちら。
https://www.jga.gr.jp/general/about/faq01/
『ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なおくすりです。厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売しています。』
追記
ジェネリックと、先発医薬品、有効成分は一緒なのですが、添加剤は、異なる場合があります。
同じように認可を受けている、といえども、完璧に1から100までが同じじゃない、という点も、みなさんを混乱に陥れている可能性が高い。あまりにみなさんネガティブな意見ですが、、、
そもそも小児でもっとも処方されているであろう感冒薬や鎮咳薬、鼻水止めや抗菌薬などは処方自体が推奨されてませんけど。。。という前提は置いといて。
ジェネリックと先発医薬品の差は臨床でそれほど感じません。テープ薬は肌に合う合わないありますし、アレルギーの可能性はありますが、それも先発医薬品でダメで後発品で良いということもあります。高いからよく効くということはありません。安いから悪いということは、物によります(かなりメーカー多いので、、、)ジェネリックが先発品と比べてアレルギーリスクが高い!みたいな誤解がまだまだ多いみたいですね…。それは先発だろうがジェネリックだろうが変わりません。
主な添加物は賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、等張化剤、安定剤、保存剤などで、具体的には乳糖、トウモロコシデンプン、カルメロースナトリウムなどなど…他多数。
結合材は蕎麦でいうとこの小麦粉のようなものです。要はつなぎですね。
で、これと切っても切れないのが製剤技術。苦味をマスクしたり一日一回で済むように崩壊性を工夫したりするのにメーカーそれぞれで添加物を工夫するのでこの辺りは特許が取られてたりもします。
なので、主役成分の特許は切れてても製剤技術特許は切れてない&公開してない事も少なくないので全部丸々コピーするのは現実的に無理だったりします。
なので、添加物が違うのは仕方がないです。
それと、添加物が違う事で薬としてのクオリティが落ちるという事はまず無いです。
医薬品を製造する上でジェネリックメーカーも先発メーカーもGMPという基準に則っていなければいけないのでクオリティを下げようにも下げられません。
それと、ジェネリックメーカーもお金のあるとこは先発に無い剤型のものを作ったりしてより使いやすいものを作ってたりもするので、ジェネリックが一概に劣っているというのは間違いです。
医師にも、特に年配の医師は昔の記憶からなのかジェネリックに否定的な方が少なくなくて残念です。おそらくこの辺りの情報すら知らないのでしょう。
それと、医師の方は医療経済の視点が欠如している方も少なくないのでそういった事もジェネリックに関心が低い理由なんでしょうね。
自分は滅多に薬は使いませんが、ジェネリックがあるなら普通にそちらを選びますけど。
※厚労省の方、さっさとジェネリックをデフォルトにするか、先発希望の場合は差額分を自己負担にするかして下さい。医療費が〜とか言っててなんで未だにシステム変えないんです?
ジェネリック率がこれ以上進まないのは薬局の責任ではありません。薬剤師のせいにするのはもういい加減にして頂きたい!
医師が先発指定にもできるなんて事を医師会に押し切られて許したのが間違いです。結局、医師会のようなロビー団体に勝てないのでしょう。医師会にコバンザメしてる薬剤師会もゴミですが、医師会もゴミです。