「情報銀行」 個人情報がリアルなお金にかわる時代へ
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銀行にお金を預けるように、情報銀行に個人情報を預ける。預けた情報はお金と同様に厳格に管理され、金利がつくのと同じように預けることによって価値を持つ。さらに、必要に応じて第三者に送金をするように、預けている個人情報を必要に応じて第三者に連携(提供)する。
GoogleやFacebookなど、既に多数の個人情報を集めている事業者はいますが、保有している個人情報の扱いかたにやや難があったためにGDPRなどで厳しく追及される事態になっています。彼らは個人情報を中心にさまざまなサービスを提供してきたというよりも、さまざまなサービスを開発する中で個人情報を集めて運営をしてきた。つまり個人情報の扱いは付随的なものだったために扱いが雑になってしまった。
個人情報を、それ自体が価値のあるものとして管理を専門に扱う信頼できる機関ができれば、そこに預けることで、あとはさまざまな事業者のさまざまなサービスで認証連携をし、いちいち最初から情報の入力をしなくても済むようになります。
本来ならマイナンバーのシステムを使ってこうした仕組みを構築するべきなんでしょうけど、個人情報の扱いに慎重になり過ぎるあまり浸透できていません。壁にぶつかって何も進まないよりは、個人情報を固有の財産として扱うことで共通の管理をし、大半の処理を一元化することができれば、多くの手続きがスムーズに効率的にできるでしょう。