日本のIT投資 不足深刻 25年、システム6割が老朽化
コメント
選択しているユーザー
IT導入を目的とするのではなく、新しい価値をもたらすために仕事のやり方を革新することが重要。その視点からすると、ITはツールとなる。そのため提供する価値が変われば、それを支えるITも変わっていくことが必然。その当然の流れが起きないのは、マネージメントシステム、特に意思決定のプロセスが働いていないのではないか。
新規システムを入れるといっても、例えばペーパーレス会議システムとして現在の紙によるオペレーションをそのままデジタルで置き換えても価値は生まれない。新しいシステムであっても古いシステムであっても、価値を提供しているかどうかを見極めることが重要ではないか。そういった意味では、古いシステムがあることが問題ではなく、価値を提供していないシステムを使い続けることこそ問題なのではないか。
注目のコメント
この記事で引用されている総務省のIT投資データによれば、米国のIT投資額は20年で3倍近くに増えたのに、日本はほとんど増えなかったとのこと。なかなか衝撃的なデータです。
でも、この記事では、総務省が作成したもう一つ大事な分析が紹介されていません。それは、GDP比でみたIT投資額は、日米とも全く同じだということ。20年前も同率で、今もほぼ同率。つまり、日本のIT投資額が少ないのは、「失われた20年」の間に経済成長しなかったという話にすぎません。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/pdf/n1300000.pdf日本企業は情報革命の重要性を理解している。
企業には巨額の留保もある。
しかし、IT投資は不足しているばかりではなく、そもそも、もう日本企業発のITイノベーションは少なくなっている。
アメリカと比べてそれは明確に出ているが、中国と比べると、さらにひどい状態にあると感じる。投資額は、GDP比で見た方が良い。
その見方では、日本のGDPが伸びていない
事を考えると余り変わらない。
問題は、投資の中身だと思う。
独自のシステムを作る傾向が、
保守投資を大きくし、
システムは古くなり、
戦略的な投資額を小さくしている。
ITと言うのは、急激に進化するので、
設備投資として考えるべきでは無い。
最近では、もはやサービスとして
供給してもらい、常に最新の機能を
使え、不要な物はやめる事が出来る。
ソフトウェア アズ サービスと言われる
仕組みである。
一番大切なのは、無駄なこだわりを
捨てる事である。
1人しか使わない機能や、理由が
はっきりしないプロセスをばっさり
捨てなければ、ならない。