原油先物は大幅続落、世界の株式相場が下落
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9月の米国原油生産量は11.05mbd(日量100万バレル)から11.07mbdの2万バレル増。今年に入ってから1.03mbdも増えた。
IMFが世界経済見通し(WEO)の最新版で、世界経済成長予想を3.9%から3.7%に下方修正し、
IMF、世界経済成長予想を2年ぶり下方修正-貿易戦争の打撃で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-09/PGAVD86JIJUP01
OPEC は9月に原油需要見通しを下方修正している。
19年の原油需要伸び予想を下方修正、経済見通し悪化=OPEC月報
https://jp.reuters.com/article/opec-report-idJPL3N1VY5WW
米中貿易戦争などを理由にしなくとも、米国製造業PMIは2017年末から60前後の高い水準で高止まりで推移していて、
ISM米国工業購買担当者景気指数(PMI)
https://www.mql5.com/ja/economic-calendar/united-states/ism-manufacturing-pmi
これ以上は良くならないだろうとは多くの人が思っていたとこ。
2014年6月からの原油安も、エコノミストによる成長弱気見通しと原油需要見通しの下方修正がきっかけになっていて、その後の趨勢はOPECの減産に対する態度で変わっている。
私は米中貿易戦争やイラン制裁の影響は限定的で、世界マクロには単に成長性の限界のサイクル(もしかしたら原油価格高騰の影響)かなと思っています。証明は出来ませんが。
結局どうなるかというと、アラムコIPOを諦めたくないサルマンからすると、今回は世界経済減速に沿った原油価格急落(40-50ドル/バレル)は避けたいと思われるので、増産圧力がかかってはいるが、適度に引き締め方向に持って行って、現水準を維持する路線でOPEC総会を持って行こうとするのではと。