【真相】なぜ、マイクロソフトは「カッコ悪い」のか
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ベンチャー界隈にいると、なかなか身の回りで、なぜマイクロソフトが再び急成長しているのかを感じることは少ないかもしれません。
私自身も、取材とは別に実感値として感じにくい部分があったのですが、このブラッド・スミス氏の話を聞き、ようやく霧が晴れました。もちろんセールストークも多いのですが、裁判など歴戦をくぐってきた同氏の演説は、派手でこそないものの、強く惹きつけられるものがあります。
やはり大企業や各国政府を相手にビジネスをする場合には、(アマゾンやグーグルと違って)「明日、急にあなたの強豪に変身することはありませんよ」と強いメッセージを打ち出し、信頼を勝ち取ることがいかに大事なのか、B2Bビジネスの肝を見せつけられた気分です。世の中みな"GAFA"と連呼しますが、時価総額や世の中への影響力を考えるとやはり"GAFMA"と言った方が適切かと思います。特に企業に勤めている人たちからすると、B向け・エンタープライズ向けのソリューションという意味でのマイクロソフトの存在感は引き続き色あせていないように思います。
マイクロソフトは「カッコ悪い」とやや自虐的なトーンで語っていますが、彼らのコンセプトムービーである"Productivity Future Vision"シリーズは全然クールですし、AppleのようなC向けとは別の、玄人受けする「カッコ良さ」への矜持がそこにはあるのではないかと。
個人的には、2011年のSkype買収はうまくいかせていない(とみえる)マイクロソフトが、2016年のLinkedin買収、2018年のGitHub買収を今後どういかしていくかは興味深く見ています。
ビジネスにおけるプロフェッショナルとエンジニアのコミュニティをどういかすか。GitHubの買収は、GAFMAの中で唯一B向けソリューションでMicrosoftが後塵を配しているAmazonのAWSに対する有効な対策にもなりうるでしょうしねいつも思うのだが、マイクロソフトってビジョンとミッションが明確な会社なんだろうな、と。結果働いている人にも一定の同じ匂い…ヴァリューの統一...を感じる。
“マイクロソフトのミッションは、「他人をクールにすること」という書き方はしていませんが、「他の人々の成功を手助けする」と言っています。”
こう言う感じの人。相手のことを頑張って考える人っていうか…
それは明確にミッションで「何をしないか」が明らかにされているからなんだろうと改めて思った。