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摩擦発生のメカニズムを分子レベルで解析――低摩擦特性材料の開発に向けた基礎研究

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コメント


注目のコメント

  • 大学 助教・材料/物性物理

    なるほど、この研究では摩擦によって、直接触れている最表面部でなく結晶表面から150~200nmの深さに、脆弱な転位構造が生成したということですね。図では線条痕の部分のことを指しています。

    そして、新しい表現のタイトル。(皮肉の意)
    分子レベルで解析しただけで解明はまだできていないわけですか。

    物質表面に圧子を打ち込んだときも、最表面から少し入ったところに、圧縮と引っ張りの境界部でき裂が入るから、それと似たような現象なのでしょうね。

    追記
    これほど摩擦に対する関心が高いとは。
    Usuiさまの資料がとても勉強になります!ありがとうございます。

    最近の摩擦低減に関する超潤滑性物質の生成(https://newspicks.com/news/3215806)や、グラフェンのゼロ摩擦係数(https://newspicks.com/news/3105754)に関する研究も非常に面白いです。あと摩擦で発電する研究(https://newspicks.com/news/2876133)も渋い。

    原著2報
    ■Stages in the tribologically-induced oxidation of high-purity copper
    https://bit.ly/2OIcjCD

    ■The origin of surface microstructure evolution in sliding friction
    https://bit.ly/2y8SLOj
    こちらのFig. 4cに荷重と転位線深さの関係がありました~。


  • とある金属材料メーカー 主幹(Manager)

    日本の2018年のGDPは約555兆円。
    この記事にあるように、摩擦による経済損失が1.2〜1.7%として、真ん中くらいのキリの良い値をとって1.5%で計算しても、約8.3兆円の額になります。

    トヨタ自動車の営業利益が連結で2.85兆円、
    ソフトバンクの営業利益が連結で1.43億円、
    NTTドコモの営業利益が連結で1.00億円、
    日本の時価総額トップ3の営業利益を合計した額よりも摩擦摩耗による経済損失が大きいということです。

    世の中の構造材料の王はずっと鉄をはじめとする金属材料でしたが、これからは他の金属以外の材料が勃興してくるはずです。

    金属材料がその地位を保つのも、他の新材料が金属材料の牙城を崩すのも、一つの切り口がこの摩擦摩耗の問題です。

    この論文は読んでみる価値ありです。


  • badge
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

    なるほど.摩擦を経済効果で語るんですね.面白い.

    触覚の分野でも摩擦は超重要です.最近タッチパネルが一般的になってきたので,その表面をなぞったときに,摩擦を位置に応じて変化させることで,テクスチャを表現したりという研究が盛んに行われています.
    そこまでいかなくても,例えばタッチパッドの摩擦感の好き嫌いは,そのPCを選ぶかどうかを決める上で重要だったりするのでやっぱり大事です.
    今回のは,金属同士の摩擦で,また分子構造レベルでの変形という感じの話なので,触覚とはダイレクトでは結びつかなそうではありますが,興味深い分野です.


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