コープ、北海道電力に賠償請求へ 停電で食品廃棄 9億6000万円損害
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注目のコメント
当然ですが非常変災の場合の免責は約款に載っています。
http://www.hepco.co.jp/home/price/stipulation/pdf/h2611_ele_supply_agree.pdf
---- 下記引用 ----
40 供給の中止または使用の制限もしくは中止
当社は,次の場合には,供給時間中に電気の供給を中止し,またはお客
さまに電気の使用を制限し,もしくは中止していただくことがあります。
イ 異常渇水等により電気の需給上やむをえない場合
ロ 当社の電気工作物に故障が生じ,または故障が生ずるおそれがある場
合
ハ 当社の電気工作物の修繕,変更その他の工事上やむをえない場合
ニ 非常変災の場合
ホ その他保安上必要がある場合
---- 引用ここまで ----
コープは「苫東厚真発電所に電力源を集中させていたことが原因だから人災だ」としているわけですが、引き金が変災でその件を免責しているので北海道電力が賠償に応じる必要性はないんじゃないかという気がします。
「コープさっぽろは、地震や停電時の商品廃棄に伴う損害保険に入っておらず、2016年3月期から進めている累積損失の解消を目指した再建計画に影響を与えそうだ。」とのことで、登場人物が全員セーフティネットが足りていませんでしたという何とも言えない状況ですね…。そのコープさっぽろは小売電気事業者(新電力)です。
参考 http://todock.co.jp
自分達で制度を理解し、接続供給兼基本契約(託送契約)を
結んで事業をしているのであれば、
この発想には至らないと思うのですが。。。追記:
W Hirokiさんのご指摘が非常に興味深いです。
電力事業で取引関係があった企業同士。
コープは電力政策は理解していると感じます。
それで訴訟に踏み切ったのは、
記事に書かれている以上に、
電力事業に関わる理由が存在しそうな予感です
追記終わり
これは北海道電力に同情します。
人災とは言いがかりに等しいですよ。
どの法人でも、危機管理計画/不測事態対応計画と言うものを立てて、実行しているものだと思います。
コンティンジェンシープランと呼ばれる事が多いと思いますが、
コープさっぽろの場合、冷凍・冷蔵設備に電気が来なくなるリスクをゼロと見積もり、
不測事態には、電力会社に損害請求する、
がこのプラン相当する様です。
電気は届いて当たり前なんですね。
もうちょっと電力政策だったり、電力設備構築・メンテナンスの実情を勉強して頂きたい。