中国をハイテク国家に化けさせた、巨人アリババの正体
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アリババのビジネスがものすごい進撃を続けてイノベーションを起こしてきたのは覆しようのない事実として、ジャック・マーという人と、その創業者が生み出した経営哲学にも興味があります。
タオバオにはじまり、アリペイでは決済革命、芝麻信用では世界に先立つ信用革命、フーマーフレッシュの「ニューリテール」では小売革命を起こしてきたアリババ。そしてまさに絶頂のタイミングで、次の世代に経営をバトンタッチすることを宣言したジャック・マー。伝説的でさえある。
「アリババを創業して19年間、毎日、毎日、いつも『俺は正しいことをしているのだろうか』と、自分に問い続けました。人から好かれようが、嫌われようが、これぞと思ったことにコミットするべきです」
スティーブ・ジョブズの「もし今日が人生最後の日だったら、僕は今からすることを“したい”と思うだろうか?」ではないですが、ジャック・マーのこの毎日の問いかけもまた強烈で、その積み重ねが今のアリババをつくってきたんでしょうね。ここからの連載が楽しみですNewsPicksは、先日の中国ユニコーン特集に続いて、今度はアリババを深掘りしたオリジナル特集をスタートします。
中国のテクノロジー企業で、ジャック・マーのような「本当のおちこぼれ」だった人物は、滅多にいません。BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)の中でも、大学受験に落ち続け、英語教師から成り上がったジャックは、ひときわ異彩を放っています。だからこそ、異様な存在感があります。
彼が築いたアリババグループとは、どんな企業群で、どのようなビジネスを生み出しているのか。日本にいると、まったく理解することができない、イノベーションの数々をレポートしてゆきます。
アマゾンとは違う「未来」を作っているアリババの特集、ぜひご一読ください。「中国版のアマゾン」と同様に「キャッシュレス決済はQRコード」だと思っていたら致命的な間違いです。
また、グローバルを72時間配送でつなぐということは、アリババはどの国のリテーラーにとっても競合になるということも、おさえておく必要があるでしょう。
このシリーズは楽しみです。