【スティーブ・ジョブズ氏追悼】iPhoneはもうすぐ日本で売れなくなる、アップルはどうするのか?
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注目のコメント
Jobsが亡くなった時に、アップル系専門誌のMacPeople当時編集長を務めていたHirohide Yoshidaさんの記事。アップル、iPhoneを持ち上げる記事が多い中、非常に冷静な記事。
売れなくなると言っても、当面は、シェア1位と書いてある通り、アップルが優位なのは間違いないでしょうが、アップルがイノベーションのジレンマに陥っているのは、疑いの余地はなく、新しい体験を生み出せなくなっています。
クックは優れた経営者ですが、イノベーターではないので、次のCEOは、イノベータータイプを選び、イノベーションのジレンマを打破し、また消費者がアップルにワクワクする時代が来て欲しいと願います。Appleの企業姿勢と言って良いのか、CEOの性格なのか、戦略なのか分かりませんが、Appleの何かというと他社を批判する姿勢にうんざりする。Facebookに存在してはいけない企業と言いつつ、アプリをAppStoreからは削除しない。ユーザーの情報でビジネスするなと言いながら、Google検索を標準とする対価を貰うといった矛盾も多い。一貫した姿勢で批判をするのなら良いけど、言ったことを忘れたのかと思うくらい、割と簡単に方針転換する。だったら最初から批判なんてするなよと思うのですが、批判しなきゃ自社の良さを表現出来ない所に、Appleが新規性を打ち出せない苦しさがあるのではないか。
歴史は繰り返すので本稿の予想におおむね同意する。それでも変化の激しい業界でこれだけで長期間iPhone一本足打法(売上も利益もそうなっている)で稼ぎ続けたのだから偉い。普通の競争があるなかでこれ以上の成功はないし、また望むべきでもない。
そんなことはアップルは百も承知だろう。iPhoneの新製品の爆発力がなくなってからもう一度イノベーション路線に回帰できるかに注目。これができたらホントに凄いことだが、確率は高くないとみる。少なくとも一時的な低迷はありそう。