9・11以後の「対テロ戦争」の定義を大きく変えるもの。対テロ戦争の対象をスンニ派のアル=カーイダ系の非国家主体から、イランという国家やイランによる国家に支援された準国家組織に変えるというのは、ほとんど別物にするということ。客観的にはこれは「対テロ戦争」の名にふさわしくない(むしろこれは従来型の戦争や外交)。米国がその価値判断は各国も尊重するとして、現実認識の次元で筋の通らないことを公言するようになると、各国はあまり本気で付き合えなくなるので、国際的な指導力は弱まりかねない。
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