ノーベル賞:物理学賞は米仏カナダの3氏 レーザー手法で
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今回はざっくりいうと、レーザーの生物研究・医療応用です。
ひとつは「光ピンセット」というもので、レーザーで細胞にある一分子を動かす技術です。
もうひとつは、非常に狭い範囲に強いエネルギーのレーザーを当てる技術です。目標以外の組織にダメージを与えずにすむので、近視手術などにも使われています。
レーザーといえば物理や工学のイメージですが、それが生物分野にも広がったインパクト、といったところでしょうか。
ついに物理学賞も生命科学の領域に入ってきたな、という感想です。今年のノーベル物理学賞には、レーザー物理学の分野で功績をあげた3氏が選ばれました。ドナ・ストリックランド博士は女性。ノーベル財団によると、物理学賞に女性が選ばれるのはなんと1963年以来55年ぶりで、史上3人目です。また、アーサー・アシュキン博士は96歳で、ノーベル賞全分野で最高齢だそうです。
毎年思うことだけど、日本人が受賞したときだけ大騒ぎして、この記事もそうだけどそうでなかった時は、受賞者の国籍のみで研究内容はおろか、名前ですら文中でふれないのは、人類共通の普遍的な自然科学の知に対する尊敬の念が全く感じられない