伊藤忠、業界2位躍進の秘密はハゲタカさながらのM&A手法だった
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注目のコメント
ビジネス誌と思えない感傷的な内容ですね。商社が投資へと重心を動かして久しい中で、「商社とは需要と供給のマッチングである」という定義をしてそこからずれる投資は「ハゲタカ的」と断じています。商社は多様な事業をしていますが個人的にコアは「バイタリティ溢れ賢い個人が看板と資本力を背景に使いながらフロンティアに入り込み利権を抑える」ということなんだと理解していますのでその意味では事業投資もその一つだと思っています
なんというか、あまりにツッコミどころが多すぎて…
『体力が弱った企業の株式を取得して一定程度の経営権を握り、たとえ歴史があろうが、創業者が大切にしている事業であろうが、儲からなければ情け容赦なく切り捨て、儲かる事業だけを徹底して磨き上げて売却するからだ。』
→そもそも体力が弱った責任は、元の経営の悪さにあるのでは?歴史や創業者の思いがあることは、企業にとって重要な事だと思う。それを儲け含めて持続可能な形に転換していくことが経営そのもの。
売却するのも、損失が出ている事業であれば簡単ではない。売却可能に変革を進めることは価値だし、経営がされずにじり貧な事業より、統合をして持続可能になるなら、個人的には後者の方が幸せだと思う。
ちなみに、商社は投資・ファンドビジネスになってきているといわれているし、そういう実態もあるとは思うが、自分のなかではやはり別物。
長きに渡る自分の疑問は「商社はPBR1倍割れをどうして許容しているのか」。結構商社に勤めていたり勤めていた人色々に聞いてきた。ビジネススクールに行っている人もいて、ファイナンスについても知見がある。それでもPBR1倍割れで、投資の世界だったらよろしくない状態。
今の仮説は、結局商売が好きなのが企業文化。投資が好きな人もいるだろうが、投資だけだったらファンドに行く方が良い環境なのだと思う(だから実際に転職者もいる)。
あと、昔から商流に資金を投じることがあった。
ただそれに慣れ過ぎていて、資金を投じておけばいいと思っている節もあり、実際の事業を経営として意思決定可能な人財プールは少ないと自戒を込めて言われている方もいた。商社のリソースをもって商いをするのと、その事業会社自体で事業をしていくのは違う、と。
個別では色々な具体例での違いもあるだろうが、これも一面の真実だと思う。本当のファンド(あえて、ハゲタカとは言わず)の方々の方が買収後の経営人材の集め方や資金回収の方法を含めて見習う事が多いです。
基本的には弊社は、関連事業(ドタ感の分からない飛び地では無く)かつ、社内リソースで何とかしようとする傾向がありそれ程アグレッシブでは無いと思います。