ネスレ日本が宅配事業に参入 商品を配達するのは一般人!?
ITmedia ビジネスオンライン
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注目のコメント
いいシェアリング。
宅配問題にも新しい風になると思います。
一方で、損害賠償など含むルールや、女性宅に男性が行くなどの少しセンシティブな課題が残るので、ぜひクリアしていってもらいたい。記事を書いた記者です。
「lineを通じユーザーに無料でDNA検査」「タクシーの中でコーヒーを振舞う」などのユニークなマーケティングで知られるネスレ日本、今度はメーカーと一見全く関係ない宅配事業の参入を発表しました。
しかし決して奇をてらったというわけではなく、伸長するネット通販の足かせとなる輸送コスト増を抑えるため、一般人に配達業務の一部を、報酬を与えて委託するという取り組みです。
同社の得意とするアンバサダーマーケティングが販促でファン=一般人の力を借りるものなら、今回は配送で一般人を巻き込む、エアビーやウーバーにも通ずるハイテクかつアナログな取り組みと言えます。
商品の製造・小売り・販促、そしてついに物流までネスレは参画するということになります。
「私は不毛な事業に自社の社員を投入したくない」という趣旨を同社の高岡浩三社長は述べましたが、単に「商品を作ってCMでタレントに名前を連呼させる」旧来のメーカーの姿勢自体、ネスレに比べるとあまりにも時代遅れになっていると痛感した取材でした。