マイクロソフト、アドビ・SAPとデータ分析で提携
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Dreamforceが明日から始まるこのタイミングで、この発表は面白い。これなら、AdobeがMarketoを買ったシナジーも活かせるだろう。理論的には業務システムからオペレーションシステム、そしてマーケティングシステムまで統合が出来そうだ。
一方のセールスフォースはアップルとの提携を発表。こちらにはIBMとGoogleが付いている。
マーケティングシステムのユーザー側から見た問題は二つ。ますますどちらかに入信しなくてはいけなくなったこと。そしてどちらも提携の効果がうまく活かせるかよくわからないこと。
MS Adobe SAP 連合は機能の重複も多く、3社ともどれもそれなりの老舗で、どの会社がどの分野のリードを取るのか?ちょっとそこが心配…
一方でSF側はなんというか、小さくまとまってしまいそうでそこが心配…
どちらに入信するのも悩ましい…今、フロリダで、こちらの発表を生で聞いたところです。MSのナデラCEOが、アドビのナラヤン、SAPのマクダーモットCEOを壇上に呼び寄せた姿は豪華でしたし、本気度を感じさせられました。
SAPのマクダーモット氏が、残り2人に電話をかけて提案したことで始まった提携とのことです。このジャンルに詳しくないので恐縮ですが、相互補完性の高そうな提携だと感じます。会見を私なりに整理すると、CRM、ERP、マーケティング機能を融合し、需要喚起からサプライチェーンまでのデータをリアルタイムで一気通貫でつなげ、新しいcustomer experience manegementを目指すようです。三社の既存顧客の囲い込みを強める狙いは当然として、2Bよりにいくのか2Cに寄っていくのか、あたりの方向感も気になります。