【ニッポンの議論】プラスチック製ストロー廃止 社会全体で考える契機に 問題なのは使用後の処理
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「アメリカでは1日5億本使う」というデータが一人歩きしているが、これはマイロ・クレス君(9歳)が独自の聞き取り調査で2011年に出した数字。米国の調査会社によれば、2017年の使用本数はTechnomic社が外食産業等の業務用で1.7億本/日、Freedonia Groupは自宅利用やジュースに着いているものを含めると3.9億本、業界団体のFoodservice Packaging Institute(FPI)によれば2.5億本以下としている。
ストロー規制を大きく前進させた9歳の統計数字
https://globe.asahi.com/article/11765258
ざっくり2億本とすると、アメリカ人3.25億人なので、1人1日0.6本。そんなものか。
年間のストロー使用本数、欧州では英国がダントツなんやって
http://blog.livedoor.jp/takosaburou/archives/50805627.html
を見ると英国が凄そうだが、人口比でみると、
英国:0.035本/日・人
ドイツ:0.016本/日・人
フランス:0.013本/日・人
イタリア:0.009本/日・人
なので、米国には遠く及ばない。
ストローは1本およそ0.7-0.9グラムくらい。
仮に米国人並に1日0.6本使うとすると、年間で175g。
ガソリンの密度を0.74g/cm^3とすると、0.236リットル。
プリウス(燃費40km/Lと仮定)でも9キロしか走れない。フランスやイタリア並に0.01本だと、150mしか走れない。そんなもの。
消費の問題ではなく、捨て方の問題というだけ。
使ったら、燃えるゴミとして熱や電気などに変換したいものですね。なるほど。
プラスティックの処理の面で新しい取り組みを行い、コントロールできないゴミの発生を回避しようというわけですね。
たしかに、現代社会においては、プラスティックは無くてはならないものです。
単なるイデオロギー論ではなく、どのように共存するのかを真剣に考えないといけませんね。