京都銀行が「終活」事業強化 遺言代用信託販売へ
コメント
注目のコメント
(過去コメント再掲)
地域銀行経営において今後その重要性を更に増していく個人・法人役務事業ですが、相続(個人役務)や事業承継(法人役務)といった大きなニーズに対応する機能として「信託」は欠かせないと考えています。
ただ、信託サービスを事業運営可能な程度まで理解する高度金融専門性が首都圏に偏在しているなどの構造的な問題もあり、地域銀行が自前で全てを対応することは困難です。
また、一部の地域銀行は信託子会社を設立する動きをみせていますが、重要なのは顧客接点での付加価値提供であり、強みでもなく、非競争分野である信託子会社設立・運営に関連する業務にリソースを割くのは得策ではありません。
従って、各地域における信託事業推進については、地域銀行は顧客接点でのコミュニケーションに注力し、信託機能・ノウハウの提供は信託専門会社・銀行と連携するというスキームが求められると考えています。
みずほ信託銀行がそのような取り組みを足もと積極的に進めていますが、「遺言代用信託」や「暦年贈与信託」等のパッケージ型信託商品のみに留まっており、顧客一人ひとりにカスタマイズした信託商品や更にいうと民事信託に関するアドバイスまでの対応は未だ至っていません。世の中にニードは溢れているのに、何でこんなに目標件数少ないのかなって思って調べたら、手数料がまぁまぁ高かった。
会社の戦略として、富裕層ターゲットにしてるんだろうけど、相続で揉めて発生している裁判の75%以上は、相続税がかからないくらいの資産の人。
富裕層には情報が流れるブレーンもいることが多いので、むしろそうじゃ無い人向けに商品化した方が、地方銀行としては価値がありそうなのに。
初年度、どれくらいのインパクトがあるのか注目してます。