【名言集】アマゾン、エアビー、ザッポス経営者の「超・組織論」
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組織論に絶対的な正解はないですが、人間心理には普遍的なものがあって、それは究極的には「自分で決めないと本気になれない」ということかと。
その自己決定感の最大化のために「情報開示」があり「権限移譲」があり「組織のフラットさ」があり「ビジョナリー、かつ、達成可能なゴール設定」があるように感じます。
その中でも最もインパクトがあるのはやはり「経営者・幹部のあり方と関わり方」。アマゾンもエアビーもザッポスもスタイルこそ違えど強烈なメッセージ性(≒もっと本気になれるだろ)は共通と感じます。
とても尊敬する中小企業の、今風に言うとティール型組織を作っている経営者の方も「組織のパフォーマンスは一人ひとりで決まるがその出発点は幹部のあり方と関わり方」と常々仰います。進化型組織「ティール組織」特集も4日目に入りました(昨夜、Weekly Ochiaiでもこの特集についてふれていただきました!)。今日の記事は、起承転結の「転」的な位置付けです。
「ティール組織」から一歩引いて、「実際に一線の経営者がどんな組織論をもっているのか」について見ていきたいと思います。Amazon、Amazonの子会社Zappos、Airbnb、そしてAirbnbが研究したウォルト・ディズニー、そして、テスラの経営者の言葉を紹介します。それぞれに強烈な組織論を持っています。トップ画像にイーロン・マスクやジェフ・ベゾスという「ティール!?なにそれ」という系の経営者がいて、なんだろうと思ったが、詳細は記事をご覧いただきたい。
少しザッポスに注目してコメント。
ホラクラシー導入にあたっては混乱もあった。①は2015年の記事だが、15%弱の従業員が導入にあたって退職を選んでいる。一方でトニー・シェイCEO自らが動画にでて(その後社外にも公表、記事中で見れる)、一種皮肉りながら自分たちの会社がどうあるべきかをユーモラスに示している。
「実質的裁量」が大きいか小さいかは、元々企業が何を志向しているかにもよるし、それがどれだけ従業員に実行されているかにもよる。裁量権が少ない会社は権限規定などのプロセスも整備をしっかりしているだろうし(良い悪いではなく)、それを一気に裁量権を大きくする方向に変えるのはプロセスも変えるので大変。
そしてプロセスは実際に執行する人間がいる。プロセス上は裁量権が多かったとしても、実際には「お伺い」が必要だったら、実質的裁量が小さい。それは周囲の人が物事をどう進めているかとか、個々人がその組織で物事を進められたとき・進められなかったときの経験値から行動習慣ができる。企業文化そのものだと思う。
併せて、Zapposから始まり、Amazonでも導入されている「退職ボーナス」という制度がある(②)。
自由度が高い組織は、目的ベースで動く。指示ではなく、目的のもとで自分で仕事を考えて判断できない人にとっては難しい環境。それは本記事でトニー・シェイの言及もあるが「誰にでも合うものではない」。だから、入社してみて研修を受けたりして合わないと思ったら、早期に辞めるほうが互いにとって良いと思うし、それを推奨する制度と併せてというのは考えられている。
①https://newspicks.com/news/1178340
②https://newspicks.com/news/514551