上司も予算もない。自由すぎる「ティール組織」がすごい
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「ティール組織」という概念が最近話題になっています。詳しいことは知りませんでしたが、なんか凄くいい組織論だという評判なのでずっと気になっていました。そうしたら、なんと今度の水曜日に日本を代表するティール組織としてうちが紹介されることになりました。ホント?ビックリ!
そして私は思いました。「そうか、うちはティール組織だったんだ・・・。知らなかった。」これ、笑い話のような本当の話です。笑【特集担当者より】本日より「会社組織の常識をアップデートする」特集を始めます。3連休最終日ですが、「あしたから会社」と気持ちを引き締める人にはぴったりの特集だと思います。
今週の特集テーマは、世界で注目を集めている「ティール組織(Teal Organization)」と呼ばれる進化型の組織モデルについてです。
ティール組織の企業は、上下関係がなく、予算や売上目標もない企業もあり、社員の〝幸せ〟が前提にもなっています。それなのに、業績が上がり、組織も大きくなっています。「会社がつまらない場所」にならないように目指している組織です。
成功した代表格は、Amazonの子会社となった靴のECを手がける米Zapposや、1万人の看護師を抱えるオランダの訪問看護大手・ビュートゾルフなどです。
ティールの名付け親は、文字通り『ティール組織』という本を書いた元マッキンゼーのラルー氏。著書は17カ国語に翻訳され、世界で累計35万部売れているベストセラーになりました。日本語版は2018年1月に発売。発行部数は5万部を超えています。
今回の特集を通じて、会社を内部から変えたい人、これから就活をする人、転職を考えている人も含め、役立つヒントをたくさんお届けできればと思います。
本日より7日間、どうぞよろしくお願いします。究極の自律分散型組織を目指そうというティール組織。ここ最近でも周囲の人たちと何度か話題にしました。
果たして上司も予算もなく圧倒的な目的意識と権限移譲にそれほど期待してしまっていいのか?確かに組織モデルとして「理想的」ではあるが「理想論」に過ぎないのではないか?その是非を考える上で以下のテキストは示唆を与えてくれると思います(※民主主義と違うのは承知で)。
「民主主義は最悪なことは避けられるが、最善の道を選ぶ手段とはならない」
「経営は衆議を尽くしたあとに経営力のある経営者による独裁で決めなくてはいけない」
今後の組織のあり方を考えると、従来のいわゆる「会社」に対する無条件の帰属意識は薄れ、ミッション・ビジョン・バリューへの共感集団がプロジェクトベースで束ねられて自律的に動く流れは間違いなく来ると思います(が、実際はこれはティール組織の1歩2歩くらい手前のレベル)。組織というよりコミュニティ。そうでないとおそらく優秀な個を惹きつけ「続ける」ことができない。
いずれにせよこういう「理想論」「一つの究極的なモデル」があるからこそ未来の組織論に向けた議論が起こってより自分たちを見つめ直すことにつながるので、今後の展開に期待。