損保ジャパン、中国フィンテックと提携
日本経済新聞
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損保ジャパンが、次世代インターネット型保険会社、衆安保険と提携。衆安保険は、アリババ、テンセント、平安保険という三人のマー(馬)氏から生まれたジョイントベンチャー。
衆安は、一年の100個保険商品を作る、と言っているような会社で、記事にある「EC返品保険」「スマホ修理保険」以外にも、私が例として知っているところだと
フライト遅延保険(当日の特定時間までに買って、フライトが遅延したら保険金が下りる)
高温保険(1年に7日以上37°を超える日が出た瞬間から保険金が下りる)
糖尿病保険(測定デバイスとセットで売り、毎日血糖値が低ければ保険料が安くなる)
他にもシェアサイクル保険やDidiドライバー保険など、様々な新しいタイプの保険を作りまくるテストマーケ会社。
ここから損保ジャパンが日本にもたらすものは何か。非常に楽しみな動きですね。損保ジャパンは、アメリカではTrovのオンデマンド保険に出資、国内ではSOMPOワランティの買収で延長保証分野に進出。今回は中国の衆安保険と提携するなど、既存の損害保険分野にとらわれない攻めの姿勢が鮮明ですね。
決済をはじめ、スマホで手軽に完結させる基盤が発達している中国にならい、日本のInsurtechをどう手がけるのか。日常生活における「潜在リスク」には様々なものがあり、そこをどう掘り起こしていくかがカギだと思います。