女性の地位向上 ビジネス上の根拠を示せない企業の問題点
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ジェンダー多様性の問題において、男性は「既得権益化」している実態が見える。本記事は海外の事例だが、日本ではもっと顕著なようにも思える。
こうした問題は、現場レベルで改善可能なものではない。最終的には経営者が（メッセージ発信や対話を重ねつつも）信念に基づいてトップダウンで進めるべき「経営課題」だろう。一部のスタートアップを除き、組織における多様性は変化への対応力を高め、企業競争力へと直結する。
既得権益はその性質上「過去に思考を縛られる」もの。そして人間は本能的に変化を嫌う。一方、経営は本来的に未来志向であるべきだ。巷の個々の企業を見ていても、「未来を見ている企業」と「過去を見ている企業」とで姿勢や具体的動きが驚くほど異なるのが見える。
