ヒッグス粒子崩壊を観測 質量の起源であることを確認
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注目のコメント
粒子の観測だけでも大変だったのに、もう崩壊を捉えたとはすごいですね。
論文の共著者は3000人、データ解析だけで100人という人海戦術。しらみつぶしにヒッグス粒子以外の(何千何百?もっと?)もの崩壊過程のデータを取り除いていったのだとか。
質量の起源であることを確認したというより、標準模型の予測の一つを証明しただけかなと。
標準模型とは、単に「現時点での無矛盾なコンセンサス」でしかないので、基本的な相互作用(強い力、電磁気力、弱い力、重力)を完全に説明できているわけではないです。
それなのに「神の粒子」などとちょっと煽り過ぎてしまい、いかにも究極の謎が解明さらてしまったかのようですが、自然はまだまだ未知で溢れています。
次は「界王の粒子」、「界王神の粒子」、「大界王神の粒子」などと呼ばれるものが出てくるのでしょうか。ヒッグス粒子とは何か?
以下の雪の結晶で例えた記事がイメージしやすいかもしれません。厳密性にはもちろん欠けますが。
ヒッグス場との相互作用により生まれる「質量」の発見
この続きも見てみたいですねー。
■「ヒッグス粒子」とは何かを「雪」で表現するとわかりやすくなる
https://gigazine.net/news/20131009-what-is-the-higgs/物質を構成する粒子の質量の起源がヒッグス粒子。
質量は、原子核(陽子、中性子)と電子で構成される原子の重さを示している、と高校大学で学んだと記憶していますが、そろそろ大学の標準の教科書ではクォーク、ヒッグスという概念でさらに詳細に学んでいるのかと思うと、すごいの一言。まだまだ分かっていないことがたくさんありますね。
"現在の宇宙はヒッグス場の中に浸っており、ヒッグス場と相互作用する素粒子には2種類があるという理論を提唱した。光子などの素粒子は、そこになにもないかのようにヒッグス場を通過する。対して、ほかの素粒子は、あたかも水飴の中のようにヒッグス場の中を移動する。その抵抗が素粒子に質量を与えるというのだ。"
"寿命が数十億年もある電子とは異なり、ヒッグス粒子の寿命は驚くほど短く、10のマイナス21乗秒にも満たない。このわずかな時間が過ぎると、ヒッグス粒子は崩壊してさらに細かいほかの素粒子に変わる。2014年には、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の検出器であるATLASとCMSの共同実験チームが、ヒッグス粒子が1対のガンマ線光子へと崩壊する過程を観測したと発表している"
"標準モデルでは、ヒッグス粒子がクォークと呼ばれる素粒子に崩壊する可能性も予言されている。クォークには、アップ、ダウン、トップ、ボトム、チャーム、ストレンジという6種類があり、原子をつくる陽子や中性子などを構成している。"