進化する「プロ経営者」LIXIL瀬戸欣哉社長 商社マン、起業家、大企業トップ。守り抜く仕事師の矜持
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注目のコメント
創業社長でありながらまだやれるはずなのに、12年で会社を離れて、さらに大きな別の会社の経営に挑むという、プロ経営者になった瀬戸さんのキャリアはとても興味深いです。
上場直後の2006年12月期の有報によると株主は、グレンジャーと住友商事で7割弱保有。瀬戸社長(当時)は0.65%の保有となっていました。従業員持株会が1.39%と社長より多いのはある意味、素敵だなと思いました。
ゼロからの起業の場合、創業者が株式の過半以上、場合によっては8割以上持つケースも多いですが、MonotaROのように大手から資本をそれなりの比率で入れて立ち上げる例としては、DeNA(ソネットとリクルート)、エムスリー(ソネット)、マネックス(ソニー)などがあり、いずれも、時価総額4桁億以上に成長されていますね。プロ経営者というと、大企業を渡り歩いている印象があるが、MonotaROを起業してここまで発展させたという点で「プロ事業家」だと思う。
それは「プロ」が記事にあるようにDo the right thingとしたときに、機械部品の流通構造や商習慣で歪み(小口取引は価格条件が著しく悪い)を見つけて、そこに正しいことで挑み、実行し続けて、成功したというのがある。
経営は資源配分の側面が強いと思うが、事業がその前に立ち上がっていなければ資源配分以前の問題で、立ち上げまでやったという点で「事業家」。
企業の看板も活用して、事業を立ち上げる。留学以降の話は見たことがあるが、それ以前の話は記憶になく興味深かった。「頭から血が出るほど考える。」
そのためには
1. 普段から意識的に考える時間を作ること。
2. 考えざるを得ない環境(苦境)に身を置くこと。
が大切だと考える。
上記2つは普通に働いてても、中々できなくて、瀬戸社長の「当事者意識」ってのが1つのキーワードだと思う。