【メルカリ】マネージャーに求められること。それは「信じる」こと
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信じることの力は、絶大です。
マネージャーは、メンバーのことをどこまで信じて任せられるかが勝負。それによって、メンバーのポテンシャルが最大限発揮されて、チーム全体としてのアウトプットが最大化される。
「任せる」というとやや偉そうで違和感がありますが、「信頼」とは「信じて頼る」と書くわけなので、素直に頼ればいんですよね。
自分が完璧な存在だなんてことは絶対になくて、メンバーは自分にない強みを必ず持っている。だからメンバーのことを信じて頼れば、メンバーも信じてくれて、自分の期待以上の応えを返そうとしてくれるものです。あとは、メンバーがピンチに直面するなど頼ってきてくれたときには、責任もってしっかりと応えてあげること。
信頼関係とはこうやって、相互に信じ、相互に頼り、築き上げるものだと自分は捉えてます。
信頼関係ができてる組織は、心理的安全性が保たれますから、信じることは「最高のチーム」への重要な一歩目だと思います。
注目のコメント
私事で恐縮ですが、コンサルティング先の管理職の方と向き合う際に、部下に"期待すること"と"信じること"の違いについて話をすることがあります。
期待とは、こうしてくれるはずだという"見返り"が込みです。したがって、部下が期待に応えないと、低評価を下したり、怒ったりしてしまう。
信頼とは、自分が主語で、"見返り"を期待しない。したがって、部下がどのような結果になろうと、信じた自分の責任であると受けとめる。できるようになるまで関わること。
どちらが良くて、どちらが悪いかほど単純なものでもないのですが、比率の問題で、我々はあまりにも"期待"ばかりで、部下を"信頼"していますか? 部下は期待ばかりの上司についていきたいですか? と問うと、ハッとされる方がいらっしゃいます。
勝手な私の定義に過ぎませんが、"信じること"ってそんな簡単なことではないからこそ、価値があるなと。
私も日々修行中でございます。ピョートルさんがGoogle入社時を振り返り、「管理職は6カ月ほど働くまでは意見を言わない方がいいと言われた」と話されています。
これは地域に入る時と完全に符合します。よそ者が地域で働きはじめるときは、まず人間関係をつくり、地域の実情を深く理解します。そして少しずつ小さなアクションをおこない信頼関係を作っていきます。私は、「都市部だったらビジネスプロトコルがあるから初対面でも提案できるけど、地域では信頼関係がないと仕事につながらないから」と説明してきました。ただピョートルさんの話から、企業であっても風土の理解に相当の時間を費やすことが重要である、と考え直しました。