3Dプリンターが可能にする「古くて新しい」イノベーション
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”(引用)3Dプリンターを用いれば、これまでとは違う素材で部品を製造できる。”
コストをかけずにお試し版を作れるこの技術ははイノベーションが起こりずらかった既製品にもアプローチできると。なるほど、これは面白い。たった一つの部品を比較的簡単に低コストで製造できるのが3Dプリンターの利点の一つです。それを60年前に製造された鉄道の交換部品の製造に適用したという話。確かにコスト面で強いインパクトがある事例です。
ストラタシスの扱っている3Dプリンターは材料が樹脂のはずなので、プラスチック製で構わない部分の鉄道の部品を作ったのかもしれませんね。
でも3Dプリンター(Additive Manufacturing)がこれから本格的に使われるようになるのは、華々しい航空宇宙分野や、古い鉄道の補修という地味な分野、というような珍しいケースばかりではありません。それはすでに「古い話」になりつつあります。
それでは3Dプリンターが可能にする「新しい話」とは何か?
大量生産で儲けていたこれまでビジネスモデルが通用する分野がだんだんと限られてきて、今後は少量多品種やスケーラブルな生産へのニーズが拡大しています。そういうところに3Dプリンターやロボット、AIを活用したデジタル製造が顕在化するというのが大局的な流れになります。
追記
27時間テレビで紹介していただいたマグロの寿司の転送("寿司テレポーテーション")は、私たちの取り組みの一つですが、それはまた違う文脈です。3Dプリンターにもいろいろな展開があるのでややこしいですね。シーメンスは、これ以外にも沢山のチャレンジを
しています。
ガスタービンでは、量産にも、
単純なモーターにも適用をはじめています。
大切な事は、今までとは違う発想で設計する事です。