関西空港 浸水で閉鎖 空港内の3000人移動できず孤立状態
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孤立している方々が少しでも早く救出されることをお祈りします。それにしてもインバウンドの一大拠点で、関西経済のエンジンである関空が当面使えなくなるのは、日本経済にとっても大打撃です。
関西空港は13:38に最大瞬間風速58.1m/sを観測し、1995年の開港以来もっとも強い風を記録しました。気圧も直前に956hPaを記録しており、ほとんど台風の中心付近が通過していったことがわかります。
関西空港の気象状況は、12時ごろまでは東風が20m/s程度となっており、暴風一歩手前ではありましたが滑走路に浸水するほどの状況ではなかったと考えられます(ただし台風接近のためすでに滑走路は閉鎖されていました)。ところが13時には南東の風で25m/sとなり、これが13時15分には30m/s、そして26分には南風で40m/s以上となり、急に暴風となったことで波が吹きよせれられて高潮になったものと考えられます。
タンカーもこの南風にあおられたようで、連絡橋道路の下り線を壊してしまう格好になりました。そもそも橋自体が一体で作られているものなので、影響がないように見える上り線についても安全確認や暫定車線の整備に数日はかかると思われます。
またGSE車両(地上作業において使用する車両)も多数が冠水しておりとても使い物にはならないものと考えられます。最終的には洗浄して使える車両もたくさんあるでしょうが、代わりの車両の搬入が必要で、1日2日でどうにかなる雰囲気ではありません。
関空島は、ターミナル施設だけでなく商業施設やホテルもありますし、また台風が通過した夜からは飛行機を飛ばすと決めていた航空会社もあったようですので、このために多くの難民が発生してしまったものと考えられます。
さしあたっては高速船で難民をいったん陸地へ戻すところからはじめなければならないと思われます。関空は、伊丹とともに神戸空港を一体運営していただいているのは、関西エアポートさん。スカイマークでできることがあれば、ご連絡ください。頑張って下さい。